公園発見

熱はずいぶん下がって、咳だけがしつこく残っています。コン、コン。起きるともう昼の1時を過ぎています。昨日は夢を観始めたら自分の咳で起きる、拷問のような夜だったっけ。それでも身体の底にある石が熱々になって、生命力がどんどんと息を吹き返していることを感じます。

不意打ち [DVD]

不意打ち [DVD]

不意打ち。原題は「Lady in a Cage」格子の中の女、でしょうか?DVDで観ました。お金持ちで優雅だけれど危うい雰囲氣で始まった映画は、格子の中に閉じ込められる女になるとわかった瞬間から、目が離せない。途中から、もう観たくなくなります。白黒の時代の、鬼畜系?笑いながら追いつめる感じは、都会では他人に無関心という揺るぎないテーマが重た過ぎて、わかりやす過ぎて。それでもこの再販されたDVDを紹介してくれているツタヤに、感謝します。サイコ、時計じかけ、俺たちに明日はない、ハネムーンキラー…そんな感じだけれど、今まで埋もれていた作品みたい。


夕方、TPと高田馬場の方へ散歩へ出ました。私が見つけた公園を案内します。表の通りからは入ることができない、横道から行く住宅街に面した公園です。ここ、良かろう?と何度も自慢します。


住宅街を歩いていると、また公園があるとTPが見つけた公園。高台にあって、遠くのマンションがたっぷり見渡せます。

成城石井で珈琲豆を買っていると、若いおまわりさんが2人、照れ臭そうに店内でメジャーを使って距離などを計って、実況見分をしています。どうやら、少し前に万引犯が逃走したらしい。「きんぴらごぼうと、みたらし団子を重ねて持って、そのまま店を出た、ということでよろしいですか」もし自分が今、飢えていたとして、万引せずに何か食べ物を得るとしたら…タンポポをむしって食べるか…個人経営の食堂を片っ端からあたって、皿洗いしますから何か食べ物を恵んでくれないでしょうか?と尋ねるか…見知らぬ万引犯のことを思って、空想をめぐらせます。

バニー・レークは行方不明 [DVD]

バニー・レークは行方不明 [DVD]

バニー・レークは行方不明。4/28(木)にDVDを観たんだった、責めてる感じのオープニングに、白黒映画ならではの楽しさと、心の闇。保育園に預けられた女の子が行方不明になって…という物語は、手に汗にぎるサスペンス映画でした。サイコ!

グリード。4/29(金)。映画館で観たはずのTPが、借りてきてくれたDVDは、コテコテの人情映画でした。もっと長くなってもいいから、うんと細かいシーンまで観てみたい、そう思いながら、つい見よう見まねのシャドーボクシングを何回も、いつまでもしてしまう映画。

ぜんそくのような咳は止まらないけれど、生命力があるってことは何て素敵なことなんだろう。たっぷり散歩をして、私もお喋りに戻って。TPから、門ちゃん痩せた?と言われたので体重計に乗ってみると、風邪をひく前と全く同じでした。明日にはもっと、元氣になっていますように。