中央線の友人たち

穏やかな日曜日。TPがたまに思い出したように行きたいと言う西荻窪のラーメン屋「ひごもんず」へ。なぜ急に行きたいと何度も言っているのかと問えば、10年ほど前に共通の友人K君が「うまいラーメン屋が西荻窪にあるんっスヨ、今度一緒に行きましょ」と言われて以来、ずっとその日を待っていたらしい。もう10年経ったけん良かろうとのことで、笑いながらラーメンを食べに電車に乗ります。


しみじみとウマイ。10年越しに食べられて良かったねと思います。

今日はTPにつきあう日にしようと言うと、また電車に乗って、国立駅まで。



国立駅で電車を降りると、来たことがあるような氣がする、もしかすると学生時代の同級生Hちゃんと雑貨屋巡りに来た?嬉しくなります。大学が両側にある大通りの並木道を歩いていると、クラシックカーがやたらと通ると思ったらそういうイベントでした。駅裏でコーヒー豆屋さんでコーヒー豆を買って帰ります。

ブルックリン。DVDで観ました。地味な映画かと思っていたら、それはそれは繊細な、胸を打つ、静かだけれど心が脈打ついい映画で驚いて、観終わってTPと握手します。こういう映画があって嬉しい。

中央線沿いの街にはずっと前に暮らしていたけれど、通り過ぎるいくつもの駅、その当時の友人たちの顔が見えるよう。各駅にひとりずつがちょうど良い距離感で住んでいました。貧乏と都会ぐらしと、20代ならでは自分の中の色んなことを持て余して苦しいことが多かったと思っていたのに、その思い出があって良かった、今を底支えしてくれているものは、その頃のジタバタしていた時間かも知れない。明日もがんばろ。録画しておいた逃◯恥のダイジェスト版を3度観て、それでも治まらずにユーチューブで主題歌なども聞いて、完全に今いかれているけれど、これだって過ぎてみればいつか未来の私を下支えするものになるんだろうか。