のびのびと

忠犬門公は今朝もご主人様を駅までお見送り。iPodのイヤホンを耳に差してアパートまで戻る道。冬はつとめて。朝日が上がる道を音楽に小さくノリノリで歩いて帰ります。朝ごはんの後、今日も競艇へでかけた弟家族。あたしはお楽しみの、のびのびひとり時間、のびのびとしたおおみそか


夕方から、ぽつぽつとおせち作り。弟のお嫁さんが、話しの流れでお刺身食べたいとチラッと言っていたので、プロの小姑は、奮発してかんぱちの切り身を買って帰ります。鶏肉を醤油と生姜につけて、ジャガイモをゆでて、ハムを切って、ちらし寿司を混ぜて、お刺身はキンと冷やして。箸袋には名前を書いておいて。お風呂にお湯も張って、一番風呂。やがて弟家族も帰ってきて。弟家族にも、晩ごはん前に入浴したら?と言っていたところ、ここ数日、結構喜んで入っています。晩ごはんを食べて歯を磨いたら後は寝るだけってのが最高の幸せです。全員が風呂上がりで、おせちを広げて大晦日スタートです。少量の年越しソバも用意して。ねえねえ紅白とRIZIN、どうする!?笑ってはいけないもあるし。などとウキウキしながら、紀左衛門やばい、小池栄子のダンナもやばい。それにしても、かんぱち、脂がのっていておいしいったらありません。そしてお待ちかねの星野源、いつものように前奏で「どーもーこんばんはー、星野源でーす」と、星野源に合わせて言ってから全力で歌い始めると、弟のツボにはまったよう。嬉しそうに笑ってから自分も「どーもーこんばんはー、星野源でーす」と何度か言っています。

年越しまであ2時間もないとき。TPがボロボロになって帰ってきました。お帰りなさい、お疲れさんとみんなで声をかけます。可哀想に、すっかり寝るモードになっている部屋の隅で、おせちの残りを暗い中で食べているTP。弟が「刺身は?」と言うので、ハッそうやった!とTP用に残しておいたかんぱちを出すと、とても喜んでいます。かんぱち、おいしかろう?あ、年越しソバもあるばい。そう言っているうちに、みるみるあたしは胃腸がおかしくなって、電池が切れました。ベッドに寝転がっていると、猛烈な吐き氣が。口を押さえて、トイレに駆け込んで、ゲーッと吐きます。おせちもかんぱちも、夕方から飲み続けていたビールも、デザートのケーキも、全部が出てきました。ゲーゲー吐いて、東京水をコップでグビグビ飲んで、今年ももう終わるんだな、出すだけ出して、生まれ変わったような感覚に。昨日は弟がゲーゲーでしたが、今日はあたしか。DNAって恐ろしいものだな。あー、弟家族のお陰で、久しぶりに仕事のことを考えずに休めているようです。