つま先から頭のてっぺんまで


朝、TPと同伴の準備をしていると、隣りの部屋の引き戸がそっと開き、正座した弟が「あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いします」と頭を下げています。一瞬、小学生に戻ったかのよう。大人になった今はもう、お屠蘇も今年の抱負も父から強要されたりしないけれど。

お台場へ行くという弟たちと一緒に、近所で初詣。この頃は熱心に願い事をすることにしました。願いがあると元氣が出ます。お台場へ私が行かないと言うと、驚く弟家族。寝正月がしたいけん、そう断って念願のゴロゴロを堪能します。ビールもプシュッ!

夜、仕事の終わったTPから電話がありました。初詣に行こうとのこと。大通りで待ち合わせて、お賽銭を入れて、盛大に鐘を鳴らして、二礼二拍して帰ります。とうとう新しい一年が始まった!晩ごはんは、いつもよりちょっといい鍋。TPも久しぶりに早く帰ってきたので、お台場から帰ってきた弟家族を順番に風呂に入らせて、華味鶏というおいしい鍋セットを解禁です。明日は弟一家が帰る日。TPは根氣づよく赤ん坊と遊んでいて、お嫁さんは明日帰れるという喜びを隠し切れないようにせっせと帰り支度を進めていて、弟は箱根駅伝を見に行きたいと言っています。いいね!絶対に行こうと言って、早々に床に着きます。今年の抱負は、つま先から頭のてっぺんまで、くつろぐ。これにしましょう。くつろいでいる人になりたい。すぐに力が入るので。ニンニン。