歩いて通ってみたら

本日のさんぽは、新宿駅から始めます。駅地下の老舗カフェ?は、いつ行っても必ず、毎回、店員のひとたちが威圧的で驚きます。食材や生産者に、こだわりにこだわった結果、思いの重なった圧なのでしょう、笑顔を見せたら負け、みたいな感じで。それはさておき、我が家の庭、通称「新宿御苑」が開園しました。早速年間パスポートを造りに。そして毎回、雑な会員証の写真にTPとそれぞれ、じんわりと落ち込みます。「こんなことなら昨日、ヒゲ剃れば良かった。泥棒やん」「わかったわ、私、ほぼジムシーやん。ラナじゃなかった」

 

カメラを持って来ていないので、そのまま左回りにただ庭の中の、まだ歩いていないであろう道をうねうねと歩くだけ。「それにしても、御苑が見える家って最高やね、荒戸源次郎とか」「・・・若松孝二やろ?」「あら?なんでかいな、私いっつも、荒戸源次郎若松孝二が逆になるっちゃん」などと穏やかな会話を交わしながら歩く道。それにしてもなぜ、若松孝二荒戸源次郎が逆になったりするのでしょう、人生七不思議。

 

そのまま裏側から庭を出て、ずーーっと歩いて、職場ある高層ビルへ。在宅勤務とはいえ、どういうわけか職場がひと昔まえの複合商業施設にひっこししたので。誰かに笑ってほしい。田舎の山猿が、ただ一足の靴(キーンのサンダル)を履いて高層ビルに出勤する日。社員証をピッとして、エレベーターで高層階に上がって、ひと昔前ならヒ◯ズ族と呼ばれたひとたちに紛れ込んで労働すること。その、今更感。今日は予行演習のつもりで高層ビルを探検します。最重要課題は本屋、小さい本屋さんだけれど在宅勤務が解除になったらぞっとするほど通うことになるだろうから、書棚の配置を目に焼き付けます。文庫本だけなら何とか行けそうだな、新刊本は弱いな。そして昼食。ローソンだけ?それは厳しい。そして、ギュウギュウ満員電車通勤に耐えられなくなったバージョンの、自転車通勤バージョンに備えて駐輪場を覗きます。その全てに耐えられるか恐ろしくて恐ろしくて、恐ろしくてなりません。予行演習につきあってくれてありがとう、TPにお礼を言います。TPは「自転車通勤はもうちょっと保留したら?自転車も買い換えんといかんし。いっそのこと、歩いて通ってみたら」とか言っちゃって。

 

バスに乗って渋谷まで。焼肉屋さんでランチを食べて、またバスに乗って、途中で降りて洋服を買って(ジムシーっぽく見えない洋服、痩せて見える服)、いつものアパートまで。晩ごはんは、昨日の残りのチキンカレーです。逃げ恥の観過ぎで、みくりさんのチキンカレーに影響を受けて、大量に作ってしまったっけ。火曜日が待ち遠しくて、そればかり考えています。明日が月曜日だということは、ちょっと脇に置いておいて。