起きてまた仕事。突然、あれ?終わりそう、そう確信しました。私の業務の9割9分、終わりそうなのです。
もっと喜びたいけれど、少し氣が抜けたような感じになります。TPが、抜け殻に「ちょとだけ御苑に行ってみん?」と誘ってくれます。久しぶりに、外に出てみようじゃないか。抜け殻を連れたTPは「チケットショップだけ寄っていい?」と言いながら映画、ジョーカーのチケットを2枚買って、「ちょっとだけ金券ショップ寄っていい?」と言いながら、テルマー湯という大浴場の割引券を買っています。
抜け殻は、模食を見つめるだけ。
ドトールでミラノサンドを買って、私の庭へ。久しぶりに。杉ぼっくり。
わ!リンゴがいっぱい落ちとう!だんだんと元氣が出てきます。よく見るとリンゴよりもちょっと長くて変。看板を見ると「カリン」と書いてあります。
庭の千駄ヶ谷口近くでTPが「車椅子ラグビーが無料で観られるけん、ちょっとだけ覗いてみる?」と言うので、半抜けはついて行きます。
2階席まではもういっぱい、3階席に座ってみます。
激しいぶつかり合いで、すぐに車椅子はパンクしてしまうそう。場内では、司会の男性がマイクで、解説者の方と一緒にルールや状況を説明してくれるからとってもわかりやすい。
円陣組んで、格好いい。相手チームはイングランド。TPが申し込んでくれたオリンピック・パラリンピックのチケットは、パラリンピックの車椅子ラグビーと、パラリンピックの陸上だけが当選したそう。楽しみになってきた。
席を移動して、正面側に回ってみます。こっちの方がベンチからの声もよく聞こえて、もっと楽しい。私はすっかり興奮して、抜け殻にも魂が戻ってきました。ありがとう、楽しいとTPにお礼を言います。
再び庭を抜けると、台風の爪痕があちこちに。こんなことになっていたとは、思いも寄らなかった、私は台風の夜、自分のことしか考えていなかった、どこかの誰かと、庭に対して謝ります。ごめんなさい。
そして夜。準々決勝です。今日も、勝っても勝たなくてもいい、ただ目の前で熱い試合が観られるんだからと言い聞かせながら、電氣を消して、全力応援。終わりの笛が鳴ったらノーサイドです。にわかファンのワールドカップは終わりを告げましたが、心にはお土産がしっかりと残りました。