皇居ラン

節約に目覚めた夫婦は、車椅子ラグビーを見に行ったときにもらった水のペットボトルを持参して、映画「イエスタデイ」を観に。さすが、トレイン・スポッティングの監督、鮮やかに物語の世界に、あれよあれよと引き込まれて、あらためて主人公がギターで歌う「イエスタデイ」の何と良い曲!続けて3回くらいは観られそうな映画です。

 

夕べTPが「門ちゃん今年もマラソン大会出るっちゃろ?明日さあ、一緒に皇居ランせん?」と誘ってくれたので、今日はランナーの格好で映画を観て、そのまま地下鉄を乗り継いで竹橋まで。「門ちゃんのペースでいいよ、後からついて行くけん」とTPが言うので、トトトッと走り出します。走るのは一年ぶりだけれど、なかなか快調、この苦しさの先に楽しさがあると信じて走ります。ふと、TPの足音が聞こえなくなっていることに氣づき、振り返ってみてもTPが見えません。

2キロ、3キロほど走って桜田門のあたりでまっすぐ進むか左に曲がるかがわからなくなったので、立ち止まってTPを待ってみます。

しばらくすると、顔を真赤にしたTPがやって来ました。「一度も立ち止まらんやった」と自分で自分を誉めています。

せっかく二人で来たのだから、そこからは歩いて皇居を一周することに。風も爽やかで心地良い。最後の数百メートルを、TPと競争します。最後の最後で抜かれて悔しく思っていると、TPはもう両足の蝶番あたりがバカになったようで、ガニ股でおかしな歩き方をしています。「しまったー」張り切りすぎたことを後悔しているのでしょうか。昼ごはんは、神保町の中華料理屋で五目かた焼きそば、晩ごはんは豚キムチ炒めとポテトサラダ。楽しい一日でした。TPの三年手帳には『「イエスタデイ」新宿TOHO 皇居一周ジョギング(半分で断念)筋肉痛 神保町でランチ』と書かれています。