TPとデート。電車に乗って錦糸町まで。高架上のホームの立ち食いそば屋さんで朝ごはん、ホームからは街が一望、高所恐怖症のひとは怖いかも知れません。アルモドバル監督の新作です。
これが、どういうわけか、ツボにドーーーンとはまって、高揚して、うっとりして、ちょっとしたゾーンを旅して、映画館を出ても少しだけ浮いていたかと思います(ドラえもん程度に)。監督の自伝的な要素を詰め込んだという映画、本当にこの監督は大切な何かを心に宝物のように抱きしめているんだということがよくわかります。ふわっ。
ふわっと浮いたまま、さまようように街を歩き続けます。西へ西へと歩いて行くと、いつの間にやら両国駅に出ていました。天ぷら定食を食べて、また歩きます。汗ダラダラ。神田まで来てふと「あ、疲れた」と感じたので電車に乗って帰ります。TPが「門ちゃんって勝手やね、歩きたいって言ったり急に疲れたって言ったり」と言うので「そこが魅力」と答えます。目的地がない散歩こそが本当の散歩だ、そう悟ったりします。どうなんだろう?それにしても楽しい一日。
珍しくTPが観ていなくて私が観たことのある映画を観ます。アルモドバル祭りです。