
途中で朝ごはんを買って出勤。電車の中で後ろに立っているひとが、小さい声で「次はー、◯◯、◯◯です。後ろに下がってお待ちください。しゅっぱーつ」車窓に映る姿をちらっと見ると、あっ、いつも駅のホームで自主的に車掌さんをしているひとだ!その出勤に立ち会えたことによろこびます。

昼、初めての店に入ってみます。奥へどうぞと案内されたところは広く、誰もいません。

しばらくすると女性たちが入ってきて「わー、素敵」「穴場だよね」どうやら人気があるお店のよう。生姜焼き定食を食べます。

空いた土地を眺めます。

裏路地を散歩します。

コーヒー屋さんに寄って「今日、占い行くんですよ。美容師さんに・・」「えっ!美容師やってたんですか」「いえ、こないだ美容師さんに教えてもらったところで」いつも会話が正面衝突しがち。コーヒー屋さんは、チェコに発注した自作の曲のレコードが、2ヶ月以上納期が遅れていると教えてくれました。帰り際、隣りの席のCさんに「今日、占い行く」と宣言して美容師さんがズバズバ当てられた話しをすると「ぜったい、今度感想聞かせてください!」わくわく。

電車を乗り継いで、

占いの館へ。

まだ時間があるけれど、スーパーくらいしか入れるところがない。高野豆腐を買ってみます。
そして、マンションの一室をピンポンを押して、エレベーターへ。お部屋に入ると素敵な内装、何より可愛らしい占い師さん。「40分しか時間ないんで、ここに占ってもらいたいひとの名前、生年月日を書いておいてください」TPの名前と、仕方なく母の名前を書きます。「あれ?お母さま、年齢80歳で合ってます?」「あ、間違えました」「ですよね、なんか違うと思った」母の生まれ年を間違えて書いていました。「あの、母がボケずに長生きできるか聞いてほしいって」「わかるかなー、そういうのは占ったことないから。でも、少女みたいなひとですよね。ボケずにって言っても、もうボケちゃってるみたいなひと。遠くに住んでますよね」「すごっ!そうですそうです」「うーん、膝が悪いから、歩けって言ってもね」「すごーっ。あ、すみませんプロに向かってすごいとか」「いえいえ。せめて体重を落とすとか」「すごすぎる」「うーん、食べる量をがまんして、甘いものを控えてもらって。お母さん、ちょっとさみしがってるのかな?でも近所にご兄弟が住んでらっしゃいますよね」美容師さんと同じ、のっけから一発でノックアウトされます。

そんな母のことはどうでもいいと思っていると「ご主人とは、これ以上ないっていうくらい相性がいい。最高クラス。お互いに愛し合っていて。一生別れないな」「その夫が、仕事がつらそうで」「ご主人って、色々されてましたよね」TPは確かに若いとき、いろんなことをやっていました。「ふたりとも、エンタメ系」「夫は、脚本家になりたいようで(TPの口から直接聞いたわけじゃないけれど、すまん、勝手に)」「なれないと思う。あ、でもなれないって言うとあんまりか。ちょっと待って。(タロットをめくって)もっと短いもの、短編小説とか、そうだ、漫画の原作、短いもの。それなら仕事になる。と言ってもそれで食ってけるかどうかは難しいかもだけど、今の仕事を辞めないで、絶対に首にはなんないから、切り替えて、何とか夫婦で食べてければ」そして私のこと。「あなた、演技上手ですよね?」「(きょとん)」「モデル事務所に入ってください。今年中に。うん、絶対にしごとになる。化粧バエすると思う。今、ほとんど化粧してないでしょう?(BBクリームを、と答えて)化粧を練習して。あ、でもそのままでもいいかな。えくぼは可愛いし、とにかく演技ができるから。60代から70代、80代とどんどん仕事が増える。最初はエキストラとか、CMから始めて。(どんどんタロットめくって)何度やっても、うまくいくとしか出ない。今までだったらだめだった。でも、今だからこそ、ちょうどいいんですよ。うん、だって見えるもん。絶対成功する。あ、でも旦那さんが寂しがるかな、わかった、旦那さんもモデル事務所に入ったらいい。あ、でも入らないかな。頑固ですよね。でも、とにかく短いものを書くように伝えてください」

この、今日の占いを家に帰ってTPにどう伝えたものかと。ひとまずTP、検査結果はすべての数値が改善しているとのこと!拍手してよろこびます。だからまだ糖尿病の薬は飲まなくて良いそう。それで、もっとよくしようと思わなくていい、今やっている食生活をそのまま続けていたら、もっと数値がよくなることもあると先生に言われたそう。身体の力が抜けるほどうれしい。そして、いよいよ私の占い結果の話し。「長くなるよ。一時間はかかるよ。悪い話しといい話し、どっちから話す?」笑ってもらおうと話したものの、TPは一緒にシニアモデルの事務所に入ろうと言っても、嫌だよ、とのことでした。それにしてもどうしよう。どうやったらその、モデル事務所とやらに入れるんだろうか。「最初は宣材写真でお金取られたりするだろうけど、絶対に、今年中にチャレンジしてください。あ、でも騙されないでね、ちゃんと選んで」占い師さんの言葉が、頭の中で響き渡ります。スマホも持つように言われました。オーディションの連絡が取れないからと。他には手相を観て「ものすっごく変わり者。変人。でも変人ってことを直さなくていい、そのままでいいから。お金には困らないし、案外負けず嫌いなのね。すっごく変態だけど、とにかく素直で優しい、性格がいい。性格がとっても素直で可愛いから、売れます」他にも色々とおどろいたことあったはずなのに、モデル事務所のことしか頭に残っていないかのように。どうしましょう、何から始めましょう。