Cassandra’s Dream

monna88882010-05-01

水筒を持って恵比寿へ行きました。ウディ・アレンの映画を観るためです。休日出勤のTPとの待ち合わせまでに時間があったので、歩いて5分ほどのところにある「新橋湯」でひとっ風呂浴び、湯氣を出しながらGW初日の風を満喫します。


映画の原題はCassandra's Dream、兄のユアン・マクレガーと弟のコリン・ファレルが港の中古ボートを見に、駆けてくるところから始まります。二人の嬉しそうな顔ったら。サスペンスのお手本のよう。薄くユーモアが敷いてあって、皮肉があって、欲望があって迷いがあって、人生がありました。お芝居も衣装も音楽もテンポも全部、私にとってパーフェクト!な作品でした。記念にサントラCDを買いました。

Cassandra's Dream

Cassandra's Dream

映画が終わったとき、落ちているハンカチを見つけて困っている女性がいました。前にいる帽子の人が落としたかもというのですが、確信が持てない様子。係の人に預け、さよならと別れた後、私はやっぱり確かめたくて「このハンカチを見つけた人が、あの帽子の人が落としたかもって言ってました」と伝えると、確かめてくれました。お喋りに夢中の帽子の人は、あ、私のだとペコッと頭を下げ、またお喋りに戻って行きました。見つけた人を追いかけたけれど、姿はありませんでした。「ハンカチ、やっぱり帽子の人のものでしたよ」と伝えたかったのに。優しそうな女性だったな。



帰りに向かいのビルの39階から夜景を眺めつつ、感想を語ります。映画、最高やったね〜とさんざん語った後でふと、今日観た映画のタイトル何やったっけ?重罪と軽罪?とTPに尋ねると、TPもあれ?となっていました。邦題は「ウディ・アレンの夢と犯罪」でした。