先輩の死生観

ＴＰの朝ご飯。ポンッと置いておくと、それを楽しみに眠って、朝ひっそりと美味しそうに食べています。産まれてこのかた、早起きしたことが無いので、本当の朝を私は知らないかもしれません。

死ぬ気まんまん

佐野洋子、死ぬ気まんまん。このタイトル。誰でも周りの死は体験していても、自分の死は体験したことない、本当にそうだなーと思います。そして、信頼できる人生の先輩の死生観を予行演習として体感できます。佐野洋子のお喋りの世界に入り込んで、そうそう、わかるわかると自分もお喋りしようとして、ふっと佐野洋子が目の前にいないんだと氣づいたとき、茫漠の風が身体を吹き抜けました。ゴッホは写実だという発見、すごい。

戦場でワルツを 完全版 [DVD]

数多くの人にとって観るべき映画という祝福を受けた作品でした。ＴＰが借りてきたＤＶＤ、アニメという集中ツールを使わないと表現できない、これまでのどの戦争映画とも違う全く新しく、懐かしいほどの時間が描かれていました。殺戮をする人はイッちゃってる人じゃない。エルサレムという土地の磁力。

親知らずの穴には、歯医者で口内炎の薬を埋めてもらいました。昨日までは本当にこのままでは脳や脊髄まで犯される！という痛みを伴った恐怖におびえていたのに。あー、氣が狂うかと思った。

戦場でワルツを、を観ての今日の発見。今、苦しい人は、苦しいのに氣がつかずにいつか爆発してしまう人よりも、素直でトラウマを抱えにくいのでは？素直で可愛い良い子なんだわ、と確信しました。