高畑勲だ

TPと畳の上で「年のせいかね?」「暑さのせいかね?」「しごとのストレスかいな」とウダウダ言いながら、寝転がっているだけ。 

図書館で借りておいたDVDを観ます。高畑勲監督。おそらく宮崎駿映画を観た後で、何か物語をもっと求めたくなり、そうだやっぱり高畑勲だと借りていたもの。本編約167分に恐れをなして、なかなか観られなかったもの。確かに、長い。でもそれを超える、人々の暮らし、人間の知恵と葛藤に胸打たれます。

感動していたはずが、いつの間に昼寝していたのでTPと近所の天ぷらチェーン店へ。具が小さい。チェーン店のカフェでTPは読書、私は考え事。ふたりともゴロゴロしているうちに消え去ろうとしている日曜日を、何とか取り戻したくて意味のあることをしたいようです。スーパーで緑茶を買って、再び「柳川堀割物語」。グッと感動しました。特典映像まで観て、さらに感動が深まります。誰かが何かを上の方に伝えても、もう無駄と思っていたけれど、そうじゃない世界があることに。ゴミだらけの堀がきれいになって行くのは、爽快です。