こけしの上京

ものすごくよく眠りました。

起きてみたらすっかり雪景色です。温泉にとっぷりと浸かります。

朝ごはんを食べます。

ビールを止めて(焼酎に変えて)から、私はどういうわけか、甘いものを食べたくなるようになっています。それがまた、ソフトクリームなんか20代の頃に福岡ドームでバイトしていたもんだから、上手に巻けるったらもう、昔取った杵柄ったら!自分でもうっとりで腹いっぱいです。

宿からは、無料の送迎バスが出ています。駅に向かいましょう。駅で見知らぬ方が「仙台まで行かれます?本当に行けるか心配で」「ですよね」「私、古川から思い切って新幹線に乗ろうかと」「えっ、そんなルートがあるんですかっ」

私とTPは、鳴子温泉から小牛田(こごだ)まで行って、乗り換えて仙台に向かうつもりだったけれど、駅員さんに尋ねてみたところ古川から新幹線で東京に戻るルートもあるとのこと。

どうしよっかねー。

この雪だもんね。

うーん。

悩むところだけど、やっぱ電車の遅延とか考えたら、少しでも早く新幹線に乗った方がいいかもね。

そうしましょう。ただし、元々仙台から取っていた新幹線の切符は、駅ねっとで予約してTPと私のそれぞれのスイカに入れていたものだから、変更は駅ねっとのサイトからと言われて、駅員さんのいる窓口で、ノートパソコン開いて、駅の無料Wifiで何とか変更作業します。

ほっ、無事に変更できました。仙台駅でランチを食べられないのは残念ですが。(東北新幹線では、床掃除の機械も東北新幹線カラーになっています)

古川という駅。初めて、降り立ってみます。

新幹線は10分遅れで到着しました。

ぼんやりしていたら、いつの間にか上野駅に到着しました。

東京駅まで山手線で。

「さっきまで、雪深いところにおったのに、嘘みたいやね」TPが、仙台に寄らずに時間が早くなったからと東京駅の美術館に行く?と言うので、行くと答えます。

小林徳三郎展。

見たかった絵が見られてうれしい。

何より、同じ絵をスケッチブック、下書き、本番、その工程が興味深く、サインまでしてある完成版ですら、未完成のところが残してあるようなゆったりさ。

あー面白い。

東京駅で昼ごはんです。

私は魯肉飯。TPは排骨飯。電車に乗って、いつものアパートまで戻ります。

ただいま。鳴子温泉で出会ったこけしも、人生初東京だろうから、たっぷりと部屋の中を見せます。へ?これが東京?たいしたことないわね、みたいな顔をしているようにも見えるし、少しときめいているようにも見えます。それより、宮城から持ち帰った莨盆(たばこぼん)のインパクトたるや、どなたに話しかけるときにも、私の顔よりも莨盆だけをガン見しているのがいとおかし、と思いました。最高の新年会だった。楽しすぎたからか、夜、TPと喧嘩しました。色々な思いが重なって、明日から仕事だし、頭に来て家出する自分を空想して、ふて寝します。こけしも驚いたことでしょうね。