変な人

monna88882012-06-20

生田のお山の狸たち、川崎の空と緑の科学館の壁には、狸が歩いていました。今日は九州のときからのお友達RC、Mさん、Tちゃんの4人で、岡本太郎美術館へ行きました。なかでもTちゃんとはもう何年も会っていないけれど、まるで1ヶ月前までお喋りしていたかのような感覚。


岡本太郎美術館の展示は、見慣れた彫刻作品が色んな大きさ、色んな素材で小さめの空間に贅沢に並んでいる回でした。いつもは脇役のはずの「踊る」がやけに主張して来てくれたり、「混沌」など、こんなに整然とした形の中の混沌って、どれだけ濃いんだろう。美術館を出てプラネタリウムへ入ったものの、並んで座れるところが無かったので、4人バラバラに座るという不思議さ。


 RCという人は、普通のフリをしない強烈な個性があるのになぜかお友達と連絡を取っていて、つなぎ会わせてくれるところが不思議、Mさんは色んな人の中にいても必ずはみ出しているのにその場の色に馴染んでいるところが不思議、Tちゃんは普通のフリをしているのに、生まれたときから自分の棺桶を用意しているかのような不思議な人。3人を目の前にしながら、みんな変な人なんだろうなぁ、でもまるで同じ腹から生まれた兄弟のようだと、たまらない氣持ちになります。帰り道の夕焼けの恐ろしいくらいのダイダイ色と薔薇色が、あたしとお友達たちの燃える心を映してくれている、そう思いました。