先日、TPが職場のシフト表を広げながら「何か氣づかん?」と言うので良く見たところ、5月は毎週水曜休みが続いています。あれま!今月、私の魂の洗濯日、平日の定休日はほぼTP付きです。「朝さんぽする?それとも昼さんぽする?」などと言いながらグズグズと、まずはDVDを観ることに。
私は、マイク・リー監督はもうあの世に行ったと勘違いしていました。不幸な市民の虐殺をテーマとした新作は、善も悪も境目をつけず、王様も市民も、貧乏も金持ちも、年寄りも子どもも同じ時代、同じ場所に立っているかのような視点で、哀しく可笑しく描いてあります。ゆっくり、ぼんやりと始まる悲劇は突然熱を帯びて手がつけられなくなって。まるでコロ助のグラフのように。
TPと昼さんぽ。閉館中の映画館やらレストランやらを覗きながら歩く道、普段は絶対に入らないであろう高級そうな焼肉屋さんがランチ1100円なので入ってみます。ひとつおきのテーブル、ソーシャルディスタンス。いちまいいちまいのロース肉の、炭火で焼いて食べるその美味しさったら、天にも昇る心地とはまさにこのこと。「前からランチやってたんですか?」とお店の方に尋ねると、いえ、この頃始めましたとのこと。
そしてついに紀伊國屋書店へ。本店のビルは、本の小口をデザインしたんじゃないか知らん?と氣づいたのはいつだったでしょう?店内に足を踏み入れた瞬間、パーッと胸が広がるような思い、興奮を押さえて4冊買って帰ります。
午後、キャストボーイが借りてきたDVDを観ます。古い映画の再販らしい、面白いのなんの、私はこういう映画が好きだ、自分で借りたわけでもないのに鼻高々。先日、おつとめさきの英語の会議でバニッシュという単語が出てきて書き付けておいたけれど、消失という意味だったんだとわかってうれしい。
晩ごはんは、やっぱりぶんぶんしたいものだから、キャベツやら人参やらぶんぶんしたコールスロー、つぼだいみりん干し、もち巾着、変な組み合わせです。
またやってしまった!新作かと思ったら過去の著作をちょいちょいつまんで再編集したものです。それでもやっぱり、私はこの方の潔さがうれしい、ぶっ通しで読みます。