やらかした

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快晴。出社。乗り換えの駅で、工事現場のひとたちに心で頭を下げます。ひとの手で、身体で、機械だってひとが動かして、ものすごいビルを作るんだもの、すごいな、本当に尊敬します。

 

今日は、ギュウギュウの中で最後の最後に、これまでも何度か「上司からこの仕事を振られたけれどどうしたらよいかわからない」とチャットで質問されて答えていたひとから突然、じっとりと「あるひとから質問を受けたけれどわからない」と捕まって、今度あらためて説明します、今回は私が答えておくから放置で大丈夫、本当に申し訳ないけれど今は、今だけは時間が全然ないのでと言っても、自分はできない、使ったことない、質問の意味がわかないと粘られたので、来月ちゃんと時間を取って説明して教えるので今だけは勘弁して、大丈夫だからと言ってもなお。じっとり。私が引き受けますと言って。

 

40分後、微動だにせず、マニュアルみたいなものを見て固まってしまっているのを見てしまったので「わかりました。説明します」と、30分かけて説明します。質問した本人も呼んで目の前で回答して解決しても「で、結局私は何をすれば良いんですか」と言うので、何もしなくて良いことを伝えるのにさらに時間をかけます。「じゃあ、私は何もしなくていいってことですね」と、ようやく理解してもらえて、開放。

 

わからないことが不安だということは私もよくわかる。でもずるい、そう思いました。私が断れない性格だということをお見通しで、粘着テープのように粘るのは。

 

真っ黒な氣持ちを抱えて帰ります。今度、同じ場面に立ったとしたら、もっと冷静に、短い言葉でちゃんと距離を置こう、そう思います。思い返せば、私が親切ぶって答えていたものだから依存されたんだ。依存を断ち切ることは、なかなか難しいことです。失敗した。これ系のベッタリした感じのことにもう首を突っ込むまいと思っていたのに、またやらかした。真っ暗になって帰る道、晩ごはんはセブンイレブンのお弁当です。オセロの黒玉。話しかけられた瞬間から、明らかにイライラしていた自分に失望しています。