細胞レベル

ツナチーズドッグと、さざえのあんこの回転焼き。例えば、録画しておいたバス旅などをテレビで見ていると、その都度出てくる食べ物が食べたくなります。

というわけで、玉子ご飯を突然食べたくなったと言うと、TPが偶然、玉子かけご飯屋ができていたと言うので行ってみます。

おいしいとかどうとかよりも、小洒落ているからとにかく提供時間が長ーい、小洒落たもの一切無くてよいので玉子かけご飯だけが秒速で出てきてほしい、そう思いました。玉子も笑っていなくていいわ!

ずっと改装中の本屋さんが一部改装が終わって、最近流行りの内装になって。何だかウキウキして単行本をいくつも手に取っているとTPが「図書館で予約したら?俺が予約しとくよ」と私が買いたい本のタイトルをメモに残してくれています。私が図書館予約を面倒くさがるもんだから。何と親切なお方なんだ、もう足を向けて眠れないよ!TPメモ「おいしいごはん、高瀬」「生皮、井上」「遠慮深い、小川洋子」「現代生活、津村」「書こうとしない、いしいしんじ

そして、1冊だけ買ったら?とか言うので(何だ懐の心配か)「わかった!」と良いお返事をして2冊だけ買います。帰り道で歩き読みを始めて、家に帰って寝転んで読み続けて、私は「そうだ、藤野千夜が足りなかったんだ」と細胞レベルで藤野千夜を欲していたことを悟ります。

もう一冊も読みます。南伸坊も細胞レベルに注入します。こちらはあっという間に読めてしまったから、やっぱり図書館で予約した方が良かったかなとも思います。

晩ごはんは豚の生姜焼き。角切り大根と海苔のサラダ。「大根と海苔」という文字が並ぶと「富士日記」を読みたくなります。細胞レベルで染み入っている百合子節。