アピール

ＴＰ、意気揚々と帰って来ました。課長と、隣の班の課長も加わって、言いたいことをたっぷり言って、謝罪してもらい、他の職員の人たちへの謝罪も約束してもらったと、ほっぺをピンク色にして帰って来ました。

どうやら、別の部署の人たちも順番に最大で４００円の時給ダウンを言い渡され、ＴＰは最後だったそうです。その話し合いの様子を、たっぷり順序立てて再現してくれます。声のボリュームを少しずつ上げて、周りにも聞こえるように、隣の課長にもアピールし、そこで別室へ呼ばれて、移動する時の歩き方も見せてくれました。胸を張って、力士の土俵入りのように歩いたようです。とにかく、帰宅した時はわざわざ「勝訴」と書いた紙を持っていたので、氣は収まったみたいで、ホッとしました。

生きる自信 ―健康の秘密―

慎太郎のことも、たまには聞いておこうと借りました。なかなか氣が合うな、表現力が好きだなと思いました。

「普段は人に仕事を押しつける小ずるい男から、カッコ良かったよって言われた」と、ＴＰの報告会はまだまだ終わりません。とにかく腹が減った、だそうです。