失明の世界から

失明地平線―絶望からの贈り物・光

失明地平線―絶望からの贈り物・光

糖尿病で失明した画家、イラストレーター、エムナマエ氏の本。のたうちまわるような心の動きと、何よりもホッとするようなイラスト、いつまでも眺めてしまいます。


音しずく―中途失明女性の築いた新しい人生、その後の音景色

音しずく―中途失明女性の築いた新しい人生、その後の音景色

前作「音景色」の読み応えある文章に感激し、こちらはアマゾンで買いました。暗い淵や、明るい光、見えても見えなくても人間は一緒なんだとハッキリ書いてあります。


何冊か目が見えない人の書いた本を読みましたが、どの著者も書きたいだけのことを持っている、そしてその知恵や喜び、伝えたいものが読む人にとって役に立つものばかり。遊んで暮らせる人も、仕事を首になった人も、子供も年寄りも、健康体でも病人でも、まったく同じ人間だということを、発見した喜びとともに与えてくれます。