何故か空港で昼ご飯。すごい色です。原色です。朝起きてふとセブ島にでも行ってみるかと、駅のお巡りさんに「旅行者用のインフォメーションセンターとかあります?」と尋ねると、ここがそうだ。ここで聞きなさいとのこと。若いポリスマンにセブ島へ行こうと思う、チケットは取ってないと言うと、とにかく国内線の空港へ行きなさいとのこと。警察官は追いかけてきてきてくれて空港行きのバス停を教えてくれました。ひとり20ペソで10分ほどのバスを楽しみます。来た時のタクシーでは530ペソも払った道。もう二度と、空港からタクシーには乗らない!フィリピンに到着したらまず、パサイ行きのバスを尋ねて乗り込むのが良いんだ。とにかくパサイと言っておけば、電車でも便利な中心地に連れて行ってくれます。その駅からも、バスターミナルからも、どこへでも行けます。セブ島の航空料金があまりにも高かったため、這々の体でパサイの街へ戻りました。
エドューサ(EDUSA)駅の周りはホテルが高いので、ラブホテルをかねたモーテルに泊まりました。初めは窓が無い部屋だったけれど、窓のある部屋に行きたい!と言って最上階の景色の良い部屋へ移らせてくれました。WINSTONHOTELは清潔で素敵な部屋!1000ペソデポジットを払ってすぐに荷物をおろして、夕日を見に行きました。
あいにくの雨。電車から見てとても氣になった場所まで歩く。ざっくりとほったて小屋が削り取られて、開発地域になっているよう。削られた部分から住民の人は足を垂らしたり、顔を覗かせたり、たくさんで集まってお喋りしたりしていました。駅前に戻ると雨上がりの夕焼けのキレイなこと!ジプニーにもついに乗れました。とにかく行きたい方向に向かっているジープに手を挙げて、停まったら行きたいところを大声で宣言する。行けそうなら乗れと合図してくれて、行けなさそうなら首を振られるだけの仕組み。エドゥーサ!と言うと乗れとアゴを上げてもらったので、乗ってみました。料金はひとり8ペソ。
また、お巡りさんに映画を見たいと尋ねると、電車でシャングリラまで行けとのことなので、15ペソ払って電車に乗ります。振興開発地域の巨大ショッピングモールでタガログ語の映画「プライベート ベンジャミン」カバちゃん似のオカマちゃんが主人公、地元ではスターらしく街のあちこちにもポスターが出ていました。オカマちゃんが事情により軍隊に入ってテロ組織と戦うファンタジー映画というメチャクチャな物語、最初から最後まで、フィリピンの観客の人たちと声を出して大笑いし続けます。笑って笑って、戻ったモーテルには夜のお客さんが絶えません。テレビをつけると、亀の産卵かな?と思っていたものが何とモザイクなしの本番ビデオ、しかもドアップでそれはそれは美しい性器の奏でるシンフォニー、夢に出そう・・・窓を開けて廃材の住居と、巨大ビル群を交互に見つめて、いつまでも鳴り止まないクラクションの音を聞きながら、新しく入って来るモーテルのお客さんを上から眺めたりしています。性も大らかでいいな!