おとうとびいき

monna88882013-11-23

弟が出張で上京するというので、夕方に会うつもりでいたけれど、兄弟ならではの約束の無さ、言わずもがなで結局は、会えないねと電話で話しました。それまでは出るに出られず、近所を散歩するだけ。いつも花やサボテン、植木が見事なマンションでは菊が真っ盛り。こんもりと咲きふくれていました。


インポッシブル [DVD]

インポッシブル [DVD]

インポッシブル。津波の映画です。波に襲われる体験を極限まで表現している。途中のしらじらしさはさておき、見るべき物語ですさまじい映画でした。パンズラビリンスの監督だそう。誠意のある映画。3才になるかならないかの頃、海で初めておぼれた瞬間に、ぐるぐると波に巻かれながら死ぬかなと思いつつ、父が両腕ですくい上げてくれたときの安心感を思い出してみます。弟はまだ海に入れてもらえない年齢、ゼロ才か1才かのあたりでした。すくい上げられるのがわかっていて、ぶくぶくとおぼれたような氣もします。


ラストスタンド。2本目のDVDはシュワちゃんが出るというだけの情報で観たところ、韓国の監督ならでは、アジアの代表のようにアヤがからんで、からみついた、こちらもすごい映画でした。ちょこちょこっとしたシーンの表現がたまらない!


弟との電話で、いつの間にか家を売って引越をしたことや、再々離婚とその周辺の事情で家族親族からのけ者扱いになっていること、子供たちにも久しぶりに会ったらただ何か買ってくれるオジサン扱い、もとヨメのきょういくほうしんやら、おやたちのこと。他ではちょっと言えないような話しをゲラゲラと笑いながら話します。母いわく子供を見離したバカな弟、死んだっていいとまで言われた弟。人づてに聞く話しでは本当にバカでつける薬が無いと嘆きたくなるのに、電話で話していると、彼のどんな失敗もすべて仕方ないと思えるのです。姉心!みのもんた心。バカ弟にバカと言える時間だけ、姉貴風を吹かせてお姉さんづら。弟が生まれる前から姉を演じているような氣持ちもしています。