胸が震え続ける映画

珍しくTPも平日休み、映画館へ。立ち食いそばを食べて、立ち見ギリギリの席で、話題の映画を観ます。こんな平日にまさかの朝イチの回で、立ち見が出るほどのギュウギュウさとは思ってもみませんでした。

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

この世界の片隅にこうの史代の世界がそのまま心臓まで流れてくるアニメ映画、映画が始まったかどうかのときに瞬殺されたまま、ずーーーっと、胸がぎゅーーーっっっと、ただ愛おしいだけの感情が溢れて最後まで止まりませんでした。主人公が可愛いから?日常が愛おしいから?どちらにしても、改名後の「のん」ちゃんをそのまま応援しようと思います。声じゃなく、波動でこちらに伝わってくる映画は、本当に久しぶりです。戦時下の呉市がこんな状況だったとは知らない不勉強さと、個性が強い台詞回しなのに映画館中が、クスクス笑い、大笑い、思わず吹き出して笑った後で、爆弾投下からは水を打ったような静けさに包まれて、たまらない氣持ちになります。映画館を出ても、立ち止まっては泣き、立ち止まっては泣き。TPも「俺も年取ったんかな?最初の10秒からもう胸が震えっぱなしで」と言っていたっけ。ふるふると震えながら、散歩をします。

DVDのダビングへ。TPパパからの依頼で、TPがずーーっと前に撮った自主映画のDVDをダビングしてとのこと、はいと返事しながら、わが家の録画機では試行錯誤してもどうしてもダビングできずに困っていたのでビックカメラに持って行きます。観たいと言ってくれることに感謝感謝です。がんばろ。

新宿西口の電気街で、CDプレーヤーを買います。ポイントはいらないのでと、6千円に負けてもらいました。ラジオも聞けるそう。それからカラオケへ行って「恋」を連続で何度も歌って、練習します。どこで発表するわけでもないけれど。「SUN」「二時間だけのバカンス」も歌ってみたけれど難しかった、でも練習しがいがある曲。CDプレーヤーを抱えて帰る道、今日は楽しかったねなどとお喋りしていつものアパートに戻ります。


早速CDをかけてみると、買ったばかりのプレイヤーは音が悪い!ラジオみたいな音しか鳴らない、イヤホンで聞くととてもいい音なのでスピーカーが安物なんだ!ものすごいショックを受けながら、晩ごはんは、TPリクエストのハヤシライスです。