まだ日が上がらないうちから家を出て長い電車に乗って、日が暮れる寸前に電車に乗ってすっかり日が沈んでから家に帰ります。
行きと帰り、図書館で借りた文庫を読みます。一度買ってブックオフに売ったものをまた図書館で借りて読む。そんなことよりも第一話目から、目ん玉に涙が湧き上がって、周りの人からおいおい電車で泣くのかよ？と思われたっていいと思いながら読みます。「居てよしッ！」と言われたら誰だって涙が噴きこぼれるでしょう。
おつとめさきの、もうすぐ退職するカワイコちゃんに声をかけて、ランチへ行きます。あたしはどうしてこれが、辞めると決める前にできないんだろう。それでも人を誘うということが出来ない人にしてはがんばった方、どうして辞めようと思ったのか、これからどうするのか、彼女はたっぷりと聴かせてくれます。最後に、もし次のところが全然ダメだったら、また戻ってきたらいいじゃん！と言うと、カワイコちゃんの目に一瞬、涙がフワッと湧き上がったように見えましたが氣のせいかも知れません。
おつとめさきではフリーアドレスと言って、座る場所を毎日変えても良い仕組み、今日のお隣りさんはＤ君でした。このブログの話しになって、もう何年くらいっスカ？と言うので１０年かと思ったら６年くらいだったと答えます。初回はＤ君に撮って送ってもらった写真から始まったね〜などとお喋りしながらカレンダーの月をクリックして何年続けているか数えてみたところ・・・９年！あれ？こないだ１０年くらいになるかな？と思って数えたときは６年くらいだったはずなのに、いつの間にか９年目に入っています。９年も書いてるって・・・あたしってすごいな〜と言うと、９年も読んでるって俺もすごいと言うＤ君。先日、Ｄ君もＭ君も白髪が出てきたと言うので、あたしは拍手して喜んだっけ。そんなＤ君は長い長い、私よりも長い距離の通勤をアマゾンプライムで映画を観ながら帰っているそうです。がんばれマイホームパパ。人生は短いようでまだまだ長い。
