ひと山越えて


朝、母にお誕生日おめでとうとメールをします。昼休み、氣晴らしに職場の周りを散歩します。好きな家の写真を撮ります。本屋で須賀敦子に関する文庫本を買って、もう一度須賀敦子を読み返したくなります。

今、白髪を育てています。もうヘアマニキュアもしないで。まだまだ黒髪の分量が多くグレイヘアとも言えない、ちょっと白髪交じりみたいな感じだけれど。どんな感じになるかな?須賀敦子は白髪を染めていなさそうだな。

今日のお楽しみは、前職のひとたちとの飲み会です。まだ前の職場に残っているSさんが一番乗り、もう本当に限界だとうなだれています。続けてシステムのNさん、先にビール頼んじゃいましょう。幹事のRさんがくるとパーッとその場が明るくなります。いつも遅れてくるHさんも遅れて到着、遅いよー!と迎えて、会議が長引いたというW先輩が到着、会話に花が咲きます。お花見のように。そこからも乾杯を重ねて、最後は自分たちでアプリを作ろうという結論に。酔っぱらいたち!


こんな風に、辞めた後の会社のひとたちと集まっておしゃべりする時間があるとは、思ってもみなかった。そういうキャラだと自分のことを思っていなかった。でもなぜか、みんながバラバラの性格だからこそ、それぞれがマイペースで、何のプレッシャーも無く、集まっても集まらなくてもいい感じ、誰が来ても誰が来なくてもいい感じが、心地よくて。楽しかった〜!面白かった、楽しかった〜!また明日からもがんばろう、楽しかった〜と言い合って電車に乗って帰る道。何かひと山越えたような、達成感がありました。こんなこともあるんだ、人生には、不思議。