ドーミーin後楽園

土曜日。おつとめさきでわたしを責め立てたひとも本日中に何とかしろと命令したひとも休日。私は絶望を抱えたままの逃避行。昨日からパソコンを開いていません。

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ドーミー朝ごはんはブリのだし茶漬け、おいしいこと!(1人1泊3000円くらいだなんて、どんだけっ)

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秋葉原を散歩。もう20年以上も前に最初の派遣先で働いていた街。今日も、私、生きている。心はまだ死んでいるけれど身体はまだ生きている。

 


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TPが、今日は映画を観ようというのでツチノコは黙って付いて行きます。尊敬するお爺さん監督のイーストウッドさん。映画は、ものすごく甘口のバターケーキみたいな映画。死んでいる心にその甘さが強烈に染み込んできます。

 

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パソコンの電源コード忘れた。旅行中とはいえ、家も近いのでサッと取りに帰ることに。あぶねー、タイマーでオンにしている暖房が付けっぱなし!タイマーオフ!

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TPとツチノコは、電車に乗って後楽園へ。

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忘れようと思っても忘れられない怒号、脅し、恐怖!己のコピペミスを責める、絶望!中華屋さんでランチ。

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少し散歩します。潔い看板を見つけて、転職するならラーメン屋かなとか考えたりします。

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「こんにゃくえんま」様を見つけて、どうか炎上騒動が収まりますようにと全身全霊で祈ります。

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ドーミーインにチェックイン。後楽園のドーミーインは1階が書店、それだけで幸福が胸に広がります。

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窓からは、東京ドームも見えます。

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さやかちゃんのことをまた思ったりします。こんにゃくえんま様にもお祈りしたことだし、パソコンを開いてみることにします。「もし大炎上しとったら、また絶望するかも知れんけど、よろしくね」とツチノコはTPに見守り人を依頼します。

 

パソコンを開く。ひとりだけメモに「激オコ」とあり「担当者からの直接の謝罪がないとは何事だ!」などと書いてあって軽く絶望します。3人くらいから「経緯は承知しましたのでこれ以上の謝罪は不要です」とメールが来ていて絶望の底から少し這い上がります。怒号を浴びせてきたうちのひとりが私宛にもう1件メールを送ってくださいと連絡しているのを見ます。別の方が、私が有給休暇中だということを伝えてくれているのに、「◯◯さん(私の名前)に電話したけど出ません><」とか書いてあるのを見ます。「メールだけなら私が送りますよ」とフォローしてくれているのを見ます。脅されるほど大炎上はしていない様子。パソコンを閉じます。

 

だんだんと、落ち着いて、自分を取り戻します。「…メール一通くらい、自分で送れよ!わざわざ家に電話すんな!」と声に出してしまうほど、怒りが湧き上がって来ます。そいつは普段、間違いだらけで私個人に電話してきたりチャットしてくるひとで、どれだけこれまでかばってきてやったんだ!と、だんだん腹が立ってきます(そもそもは私のミス。八つ当たり承知で)。張本とか、森元首相とか、炎上して進退を迫られたひとたちのことを考えてみます。こんなにつらい氣持ちだったのか。

 

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ドーミーインの夜鳴きそば。お腹すいてないけど食べます。ツチノコはTPに「連れ出してくれてありがとう。お陰で生き延びたわ。今回ばかりはもうダメかと思った」父の死よりもどん底に落ちた、地獄を見た、そう思います。そして父の死と比べるだなんてと自己中心的な発想に自分でもうんざりします。もうずっと自分を責めて、私を責め立てたひとたちのことを恨んで逆恨みして、何日間、こんな感じで恐怖に震えるツチノコなのでしょう。TPはツチノコが立ち上がって生きる氣力を回復すると信じてくれています。