朝、6時に起床。そして二度寝。今日はドーミー泊だから。わくわく。
中央線に乗って、御茶ノ水駅で下車。
「穂高」という純喫茶に初めて入ってみます。感じの良いこと!
窓から見える商店街の景色、この喫茶店は、ただ入ってコーヒーを注文して座っているだけで、何か、底力をくれるような、もし鬱病のひとでもちょっと治癒しそうな、でっかい何かがある、そう思います。
今日の宿泊先は、神田のドーミーイン。14時のチェックイン時間まで、荷物(リュック)を預けます。手ぶらでGO!
御茶ノ水駅のあたりに、いつの間にか再開発的な、昭和の遺産を活かす的な商店街ができていて驚きます。そして昼ごはん。旅行隊長、TPの計画ではランチはジュラクというホテルでビュッフェらしい。「昼のビュッフェ、すごく評判がいいと!もうそこでお腹いっぱいになったら、晩ごはんは夜鳴きそばだけで」などと押し切られるようにビュッフェへ。
私はもう、胃袋がお婆ちゃんになったのでビュッフェに対してそれほどの思い入れは持てないけれど、ひとまず茶碗蒸し2個。煮物やらサラダやら、ちょこちょこ美味しそうなものを取って大満足です。
再び御茶ノ水駅を抜けて、
神田明神。神田明神へは何度か行ったことがあったけれど、また新しい施設が建設されていて、つくづくと「一度行ったことがあるからと言って、行った氣になっちゃいけない。何度も訪れてこそ」と考えを改めます。
秋葉原まで歩いて戻って、先日買ったラジオの電源コードの「アダプターが大きすぎる問題」について店員さんに相談したところ、ラジオの電源ジャックのところをUSBのコードでつなげて、USBの電源アダプタを使ったら、アダプターを小さくできるかも、とのこと。今度、本体を持ってきてくださいと言うので、貴重なアドバイスありがとうございます!とお礼を言います。
14時にチェックイン。
窓からは、もう20年以上も前、生まれて初めて派遣社員になったときに勤務していた場所から、毎日のように逃げ出すように昼休み歩きまわっていた街が見えます。
神田のドーミーインには、豊川稲荷が祀ってありました。うれしい…早速、大浴場でサウナ&水風呂&露天風呂を2回転します。
夕方、TPが散歩に出ようと言うので、
神田の駅前まで。
博多の焼き鳥屋さんという店があったので入ってみます。しかし、私が福岡県に住んで居た頃には、このタイプの焼き鳥の皮(まきまき、ねじねじタイプ)はありませんでした。新参者。10本で1900円くらい! 瓶ビールを1本取って、TPと乾杯。
軽めの散歩を終えると、すっかり日も暮れています。もう一度、大浴場で汗を流して。
風呂上がりに戻るとTPがBSで「息子」を観ていました。涙ぐんでる。そこから私も一緒に観て、息子という映画は、どれだけ大人たちが真剣に、全カット、全シーン、全てのセットに力を入れて撮り上げた映画だろうと感激しながら観終えます。永瀬正敏のキラキラ、和久井映見のキラキラ。私はもちろん和久井映見の立場で。すっごい、すっごい映画だった。
夜9時くらいからサービスされる夜鳴きそば。今日は、御茶ノ水、秋葉原、神田とあちこち歩き回ったのが良かった。どの街でも、一度泊まったらもう自分の庭みたいな氣持ちになる。私は、元来臆病なので、泊まっては縄張りを広げ、泊まっては縄張りを広げ、こういう地道なやり方でしか、東京に暮らすことはできないんだなと思いました。田舎者!