二度寝、三度寝で朝の6時半、TPに誘われて朝の散歩に出かけます。雨降っとう?いや、雨止んだみたい、いや雨また降ってきた、でも出発しよ、と。
まずは、岩本町の方へ。
玄武館の跡地。私のご先祖さまは北辰一刀流だったから、ご縁を感じて頭を下げてみたりします。
TPが、「門が行きたがっとった、神保町まで行こう」と言うので、歩いて戻ります。
ぐるぐるぐるぐる、神保町界隈を歩いて、和テラス?みたいな新しい建物まで。新しい建物の隙間に、昔ながらの建物が息を潜めて。
ビルとビルの間に見える御茶ノ水の教会。
新しくできたビルの前庭には、かぼちゃのような椅子がしつらえてあって、触ってみるとぷにぷにしているので驚きます。(ウレタン)
宿に戻って、朝ごはん。今年、ドーミーインに何度か泊まっているけれど、今日が一番、宿泊客が多いようです。もう緊急事態宣言とかどうでも?
チェックアウトの11時まで、もう一度大浴場に入って、三度寝四度寝して、チェックアウトします。電車に乗って帰っても良いけれど、ちょっと歩いて別の駅まで行ってみます。
春日まで歩いて、古いマンションの色と形が素敵で写真を撮ります。
遠回りに遠回りを重ねて、春日にある区役所の展望台に上がって。
旅行中に、文庫本を読み終えます。前半の7割くらいまでは、暗い暗い暗い!でも大事大事大事!応援したい応援したい応援したい!、それが肝心な、路上生活を選ぶ=ホームレスになるきっかけに同意できず、置いてけぼりをくらいます。それでも、この小説をかきあげたことに敬意を払いながら。
旅行を終えて家に戻って、TPはぐうぐう眠っています。私はまだ興奮して、冷蔵庫の整理やらシンク下の片付けやら。TPは明日から仕事(有給休暇申請していたのに、勝手にへずられたらしい!ブラック!)。私は明日も有給休暇。その違いが大きい、そう確信しました。
母から留守電。「お茶、ありがとう!裏読んだらさ、色々薬飲んどうひとには先生に相談って書いてあって。今度、病院に行ったときに先生に聞いてみるね。お父さんは、疲れて電話もできんらしい」とのこと。私は、病院で薬を処方されてもなお4〜5日に一度しか便が出ない父の苦しさを思ってセンナ茶を注文したけれど、今は母が隊長だから、その指示に従うのみ。どうせ寝たきりなのに、便秘の苦しみくらい解消してあげたいと思うけれど、それも私の傲慢さです。両親とも、どうぞそのまま、好き勝手に、今まで通り、自由にやってほしい、心からそう願いました。