ドーミーの朝食、だんだんと食欲が戻ってきました。TPが突然「俺、子どもの頃からほとんど食べ物を残したことがない」と言うので「うん。知っとう。…もしかして、取り過ぎたと?」うなずくTP。「なんで唐揚げこんなに取ったんやろ」まだ食べている途中に追加の唐揚げを取りに行ってたっけ。唐揚げに呪いでもかけられているのでは?
朝の散歩でも行きたいね、もう1回お風呂入ろうかなとか言いながら、二度寝、三度寝していると、チェックアウトの時間になっていました。
TPが、前にワクチン接種した際にひとりで散歩したという宮沢賢治旧居跡へ。私も自給自足で暮らすしかないかな…
樋口一葉旧居跡へ。夏さんなら、どう文章化しただろう、この下らないような一連の騒動を。
旧居跡ばっかり。
ぐるーっっと一周歩いて戻ってきて、念には念を入れてもう一度、こんにゃくえんま様に「どうか炎上せずに収まってください」と渾身の力で祈ります。
TPとツチノコは、てくてくと歩き始めます。ツチノコが歩きたいと言うからです。とにかく歩きたい。歩いて歩いて、倒れるまで歩きたい(嘘)。
本郷>水道橋>飯田橋>市ヶ谷。靴底を減らしながら歩きます。歩きながら、TPとたくさんおしゃべりします。「会社がどうとか言われても、そんなの関係ないよ。全く氣にせんでいい」とTPはツチノコに強く宣言します。何度も。そしてTPが「豊川稲荷…」とその言葉を口にするかしないか食い氣味にツチノコは「行く!」と言います。そう、念には念を入れて絶対に炎上しませんようにと最終的なお願いに行きたいと思っていたのです。普段から私が何でもかんでも豊川稲荷東京別院にお願いしてトラブルを解決してもらっているから、TPは一所懸命にツチノコを励ましてくれようとしたのでしょう。市ヶ谷のお堀では、鴨が身を寄せ合ってぐるぐる回っています。寒いのかな。
赤坂見附で、開いている店も少なく適当に看板を見て入った店でランチをします。
豊川稲荷東京別院で。いつもより丁寧に頭を下げて鳥居をくぐります。500円玉を入れて、どうか大炎上しませんようにと祈り、おみくじを…ドーン「凶!」
うそ。うそうそ。また100円入れておみくじを…ドーーンッ「凶!!!」
氣が遠のきます。もうダメなのかな、生きてちゃダメってことなのかな。私は1000円を奥の院に投入して、謙虚になりますからどうか凶だけは、許してくださいと全力で手を合わせます。凶&凶のおみくじは境内の針金に結んで、この騒動との縁切りもお願いして、また100円入れておみくじ…「…末小吉」らしいじゃないの。かえって当たっているじゃないの。納得します。
「いつか、思い出して笑える日、来るかいな」「来るよ!絶対来るよ」ツチノコがまだ歩き足りないと言うものだからツチノコの夫は明日から6日連続勤務だというのに、せっかくの3連休だったというのに一緒に歩いてくれます。
家に帰って、ツチノコは録画しておいた妻が小学生になったドラマを観ます。何度も、繰り返し。このドラマが不思議な癒やし効果があるような。昨日の夜もドーミーのテレビで観て大泣きしたけれど、今日も2話を観て1話を観て2話を観て1話を観て2話を観ます。
晩ごはんは、豊川稲荷東京別院で買って帰ったお稲荷さんと、久しぶりにスーパーへ言ってサバを買って帰って焼いて。何日も自炊していなかったから、不思議な氣持ち。そして明日は月曜日。行きたくないけど行かなくちゃなにも始まらないだろうと自分を励まします。TPも明日から6連チャン。TPこそ絶望だろうに。