ツチノコ出社す

ライカ犬のことだけを考えがら出社。まだ早いのでだーれも居ません。自分が小刻みに震えているのがわかります。もうこのまま誰も出社して来なくて私だけ別次元に来ちゃっていたらとすら思います。誰にも会いたくないような、事の顛末を誰かに聞いてもらいたいような混乱した氣持ち。オフィスの端っこの席で、コツコツと仕事を始めます。事故処理用のチャットグループに「そろそろ落ち着いたと思うので、経緯報告書を」との指示が入って軽く絶望、すかさず私の上司が「これから月初の作業に入るので、ちょっと待ってもらえませんか」と回答が入って希望の光、「あ、そうでした月初作業の方が大事ですもんね、いつなら提出できますか」とのことでまた絶望。「来週火曜日に作成します。」と返事すると上司が「火曜日中に作成して、水曜日に提出ですね」と助け舟(1日の猶予が)、上司ありがてー、直属の上司マジ神と思いながら「はい。」と返事。能面の顔で。どんだけ追い詰めるんだ、社会の片隅で細々生きている市井の罪もないひと(私)を!

 

久しぶりに出社したので関係各所に頭を下げて回ります(怒号浴びせたひとたち以外)。「大変だったね。こちらこそひとりに任せてごめん。ハッキリ言って大騒ぎしすぎ」「全然氣にする必要ない。これから改善すればいいだけのこと」「何も手伝えずに」などとありがたい言葉。と言うより慰めてくれそうなひとにしか声をかけない私。今は、それで良いと思っています。人間だもの。命あっての物種だもの。

 

さ、そろそろ本来の仕事しよっ!

 

と思っていたらまた「例の直接謝罪の件、NGの日無いですよね?」との連絡。チッ!まだ怒ってるのかー!と絶望。だいたい直接謝罪を強要するって何だよ。だんだんと自分のミスを棚に上げて腹が立ってきています。何様?反社チェック引っかかるんじゃないの?ここ数日間の仕事がまるまる後ろ倒しになっているものだから私だって忙しいんだ。たっぷり残業して家に帰ると、TPは今日も晩ごはんを外で食べて帰ってくれました。今日、どうやった?大丈夫やった?と心配してツチノコの話を聞いてくれています。サンキュー!