朝起きて、おはようとか言いながら水など飲んでいるとTPが何か言いたげにもじもじしています。あっ、TPの誕生日か!おめでとう!と言います。私も保育園児のとき、先生が連絡手帳にお誕生日シールを貼ってくれていなかったものだから、もじもじしながら先生の後をついてまわって、先生が、あっ、お誕生日か!ごめんごめんとシールを貼ってくれたっけ。5歳児と同じ感覚だね!
ドーミーの朝ごはん。ところで。この旅行期間中にまさかのオンライン残務(炎上騒動のペコリミーティング)が設定されているのですが、何時から始まるのか決まっていないと言います。直接ペコリじゃなく、オンラインペコリで良くなったとだけ聞いていたまま。事の顛末を旅の隊長(TP)に伝えたところ、ペコリ会議が何時になっても良いように、連泊かつネット環境のよい宿を、ついでに旅行としても楽しめるようにと考えに考え「境港のドーミーに連泊」となったそう。TP、予約で大忙し。すまん。私のコピペミスでこんなことになって。
そうと決まったら!
よくわからないけど!
TPの旅程通りに!松江城へ!
はっきり言って私は、生まれてこの方一度も城に対して興味を持ったことも行きたいと思ったこともないけれど、TPが行きたいと言うからそれはそれで、お付き合いしています。いい奥さんだね!松江城から謎の林道を通って、
ラフカディオ、いけね、小泉八雲先生の旧居跡へ。松江の駅まで歩く歩く(市中引き回しの刑ほどに)。
松江駅から安來駅へ。そこからバスに乗って。バスの運転手さんに「着いたら何か食べられますか?」と尋ねると「軽食くらいだね」とのこと。外は吹雪。もうバスに乗ってじっと腹をすかせて待つしかありません。
足立美術館。庭が有名らしい。
それより何より腹ペコだから、レストランに駆け込んで食べるビーフシチュー。(おいし。でもレトルトかな?)TPは、この庭の鯉の顔が普段そのへんで見かける鯉と違うとか言っています。確かに。高額で売買される顔をしているように見えなくもない。
生の掛け軸。
寒い。悪寒がするほどに寒い。
思わず茶室に駆け込みます。「TP、抹茶おごるよ」お誕生日おめでとうと言って、少し暖かい場所でひとやすみ。(和菓子のおいしいこと!)
お茶は、金の茶釜で沸かしたお湯で立てて下さったとのこと。引き締まる味。
足立美術館の創設者、足立さんの略歴を拝見して興奮します。ものすごい商才!
帰りのバスに乗る前、外の喫煙所で一服しようとしたところ、来るときのバスの運転手さんが、奥の物置小屋の軒下で一服していらして、おいでおいでと手招き。軒下にお邪魔して「ビーフシチューがありました。あと、カレーも」「軽食だろ?」「はい」「いくらだった?」「ビーフシチューは1600円で、カレーは1200円」「高いな」高いだろうなと思ったけれど送迎バスでそれを言うわけにはいかないと思ったとのこと。それよりも、話の流れから石見銀山に行ったけどどこにも入れなかったと言うと「俺が一番疑問なのはよ」誰が最初にあそこに銀が埋まってるって見つけたかってことなんだよな。そう、ですよね!?と前のめり。「それで聞いたら、銀のあるところにしか生えない植物があるらしくて、それを知ってたっちゅうひとがいたらしいんだよな」「えっ、まじですか」「そこを掘ったら、銀が出てきたらしい」「すごくいい話し聞きました」
足立美術館から送迎バスに乗って安来駅に戻ると、次の電車は1時間待ちでした。
荷物の整理などしながらじっと良い子で待ちます。
ふぶき。フードを深くかぶって、駅近くのスーパーへ。ゆでたカニがまるごと売られています(400円くらい)が、まるごと食べる自信がなく手が出ません。
駅前は凍えるような寒さ。雪。
今日の宿、ドーミーにチェックイン。連泊でお世話になります。
和室です。
晩ごはんです。
で、やっぱりね、ペコリ会議は先方都合で3日後に延期されると、チャット一本で。やっぱりね!ぐるぐるします。