いざフジヤマ

monna88882010-02-19

TP誕生日旅行、昨晩の日付が変わった時点から自分で「誕生日になった」と宣言していたTP。眠たい目をこすりながら「富士急ハイランド」へ出かけました。富士急なんて、金持ちのお坊ちゃんしか行けないような遊園地だと思っていましたが、まさかこのあたしが行けるなんて!バスに乗って1時間45分ほど、往復プラス、フリーパスで何と6000円です。


        
       急降下        ホッと一息 


張り切って入園し、まずはドドンパへ並び、ワクワクと乗り込みました。発車のベルが鳴って、ツーッとマシンが動きだしたところで、やばい、あたし、怖いかも・・・バフッと飛び出すドドンパは、直角に落とされるのが売りだそう。続いてフジヤマへ、地上80メートルの高さへゆっくりと上がるその時間の長いこと、パニックを起こしそうに震えました。後はもう、私はこれで死ぬんだ、と涙がこぼれました。あまりの恐ろしさに。いつの間にか撮られたお土産用の写真に、ザブングルの悔しいです、と子泣きジジイを合わせたような私の顔が。知らない人が指をさして笑っています。


その後は子供向けのアトラクションへ乗りながら、もう怖いのには乗れない、明日からあたしをチキンと呼んでくれてもいい。秘かに落ち込んでいました。閉園間際、人氣アトラクションのフジヤマ。もう一度乗りたいというTPに、もう締め切りみたいよ、乗れたら私も乗るけどさ、と嘘をついたところ、本当に乗れることになりました。80メートルの恐怖が再び、いつのまにか私は一心に何者かへ祈りをささげていました。「皆、楽しそうに乗っています。私もどうか楽しませて下さい、神様、富士山さん、もし万が一、飛び出して死ぬようなことがあれば、一氣に殺して下さい、お願いします、お願いします」


頂上へ上がった瞬間、お祈りが通じたのか?パッと光りを感じて、そこからは夢のように楽しい瞬間。両手を上げて「TP、あたし克服した。克服したよっ、怖くない、楽しい、楽しい〜」となぜあんなに大声で宣言したのか、自分でもわかりませんでした。