ダラダラ

歳月のはしご (文春文庫)

歳月のはしご (文春文庫)

歳月のはしご、アン・タイラーを読み返すのは至福の喜びです。夫からも子どもからもまるで注目されていない主婦、ディーリアはバカンス先からフラフラと失踪します。たどり着いた新しい街で、暮らし始めて・・・というお話し。どの家族や親戚を見渡しても、ちょっとした失敗や成功を通して、脇役だった人が主役になり、主役だった人が脇役になるのかも?家族の問題児は、きっと主役になりたいのです、そして誰もが主役なんだと改めて教えてくれる本。言葉選びの的確さに涙ぐみそうになる、すごい作家!
マチルダの小さな宇宙

マチルダの小さな宇宙

チルダの小さな宇宙、本屋で見て、何回も買いたいと思ったけれど我慢していたところ、図書館の新書コーナーにありました。マチルダは不良になりたいと宣言します。しかし!宣言した後は独白の世界、一氣読みせずにはいられないものの、ありがちな着地点、つまり何も解決しないところへポンと降ろされました。でも、読み終わると少女の危うい感じが身体を支配している、という本でした。


今日は、昨日の茶碗を洗って、だし昆布を使いやすい大きさに刻んで瓶に詰めて、大根のスープやラーメンや高菜チャーハンを作って、包丁を研いで。ただそれだけの一日でした!