福岡のおともだち、Ｋスケさんが出張で東京へ来ました。Ｋスケさんが集めてくれたメンバーは、元バーテンダーのＭさん、映画監督のＳ君、Ｋ君です。旧姓で呼ばれることの喜び、思っていたよりも大きく響きます。Ｋスケさんは市役所勤めの傍ら、私にヤン・シュワンクマイエルやユーリー・ノルシュテインのレーザーディスクを見せてくれた人、我が家では石井聰互 オールナイトと称して、あらゆる作品を惜しげも無くビデオ上映してくれたっけ。自主映画も作り続けて。頭が上がらないようでいて、安心できる集い。ぞっとするほどの長い年数振りに出会ったけれど、まるで昨日まで電話で話していたような感覚になります。こ、これが友情なのか・・・遠く心に思っている友情のひとつひとつが、いつかこうして出会ったときに開花するとは、さすが１０年ひとむかしだね！、そう思いました。
私が２０歳のときに接してくれた人たちが、今でもちゃんと可愛い大人であること、この感覚がずーーーっと続いて行くことが命をつないで行くことかも知れない。Ｓ君のマイペースさ、Ｋ君の蛇財布を超えて見える熱、そしてＭさんの大きさ、Ｋスケさんの丸まんまさ。ひとりひとりの会話が玉のように転がった日でした。チャンチャン。
