3度めの、マラソン大会

朝6時に目覚まし時計をかけて、パパっと着替えて、用意しておいたリュックを背負って、コンビニでおむすびを買って特急電車に乗り込みます。8時に藤沢駅集合だから。今年も、職場のひとたちとマラソン大会に申し込んでいるから。去年と同じく駅でバッタリ、元同僚のKちゃんと出会って手を取り合って再会を喜んで、Oさんが借りてくれているレンタカーに乗り込みます。今年は何と8人参加、別の部署の普段話さない人たちにも声をかけたのです。

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空には虹が!幸先いい!

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3年連続参加となったのは、Oさん、Sさん、私、Kちゃんの4人。新しく参加したひとが4人。そのうちひとりは練習で足の指を負傷したからと走らないことに、それでも応援にだけ来てくれたので、それだけでも楽しくなります。

今年もゴール近くにレジャーシートを広げて場所を確保して、貴重品を預けて、靴紐を締めて、あっと言う間に10キロマラソンのスタートです。行ってきます!と職場の同僚たちに手を振って走り出します。今年は練習を2回しかできていないから、それでも3回連続参加しているから少し自信になって、なるべく立ち止まらずにひたすら自分の呼吸を聞きながら走り続けます。まだ1キロ、まだ2キロ、まだ3キロ。走っても走っても次の案内板が見えず、必死で4キロ、限界の5キロ、つい歩いてしまって永遠と思えた6キロ、いよいよ給水所がある7キロ、ハイタッチで応援してくれるひととハイタッチして、また歩いて8キロ、また永遠となって9キロ、あと少しなので最後の氣力を振り絞って走っていると、応援にだけ来てくれたR君がわざわざ沿道に出てきてくれていて感激しながら手を振って、どうにかこうにか10キロ、走り終えます。

今年も10分も前にゴールしているKちゃんが出迎えてくれて、ゴールでみかんやらバナナやらをもらって、レジャーシートに座り込みます。

 

今年も10キロ走ることができた。

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そこからは、Kちゃんと同僚たちの応援。汗をビオレさらさらパウダーシートで拭いて、ゴール近くで、普段一緒に働いているひとたちのゴールを待ちます。突然、お調子者のSさんが帰ってきたので驚くと、ハーフに挑戦したけれど半分でもう足が限界で断念したとのこと、大笑いして一緒にゴールで待ちます。

 

まずはSさん。おかえりー!と両手を振ってハイタッチで出迎えます。次はいつもクールなAさん。ゴールした瞬間に足が棒になって普段見せない顔で苦しんでいます。しばらくするとOさん。去年は10キロマラソンで私とKちゃんより遅かったのに今年は練習したとハーフに挑戦して無事にゴール、ハイタッチ。最後はUさん。入社したときは赤ちゃんのような甘えん坊だったのにすっかり成長して今では頼れる存在です。

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何が楽しいって、これまで私の目には、サラリーマンを最初から選んだひとと私のようにバイトや派遣からじわっと会社員になったひととは共通項が無いような、彼らには私のこじらせた思いはわからないし、私にも彼らの安定志向は理解できないといういじけた氣持ちがあったのに、一緒にマラソンを走るだけで、職場のひとも私を受け入れてくれて、私も職場のひとを身近に感じることができるから、仲間ができたと思えるから、それが最高に楽しいんだと身にしみてわかります。「私には夢があります。一生信じ合える仲間をつくることです!」夢がなかった私に、後から夢が追いかけてきてくれました。

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みんなでラーメンを食べて、藤沢駅で解散してそれぞれの帰路につく時間。明日出勤したら仲間たちと「足痛いね〜」とか話したりするんだろうな。TPには、マラソン大会の出店で買ったコロッケ(10個)と、お赤飯(2パック)がお土産。今年も楽しかったよ〜と報告しよう。