くたくたになって家に帰ると、下の階で工事をしていました。玄関が開いているので覗いてみると、いつもの大工さんが天井裏をはがしてトントンカンカンがんばっています。「こんにちは」と声をかけると「おーう。さっき、台所の窓から手ぇ入れて水出してみたけどな。大丈夫みたいだった。帰ったら水出してみて」とのこと・・・防犯、プライバシー、個人の自由、そんなものはおかまいなしなんでしょうか、いつからそんな感じになったんでしょうか?このアパートは。
水を出してみると、最初はちょろちょろ、しばらくしてちゃんと出るようになりました。玄関を開けて「水出ましたー、大丈夫でしたー」とお礼を叫びます。下の階と会話ができるだなんて、このままこんな感じで行くんだろうか。それにしても、昨日の晩ご飯の茶碗を洗っていなかったので、台所の窓を開けられるなんてヤダーと思ったけれど、しばらくすると嫌な氣持ちは忘れました。