餅のベッドで通勤して

monna88882013-11-29

少しずつ、歩み寄ってくれているおっさん達にLOVEを送りつつ帰宅しました。キレそうになるけれど何とか踏ん張って、楽しんでいます。とはいえ、年下上司に「とにかく争っているおじさん同士で話させねばならないから、あたしは土日で腕立てをして備える」と亀田家のポーズで小さな声で宣言して、スーパーで買い物をして帰る途中の花屋さんで、部屋の中でも育てられる花を尋ねて買いました。日の当たる室内で、水やりは少なめに、今の花が終わっても4月にはまた咲くとのこと。◯◯系の花だから水やりは少なめと言われたのに、その◯◯を忘れてしまいました。何と言う名前の花でしょう。オレンジ、黄色、薄桃色、色んな種類のある鉢植えでした。


花のベッドでひるねして。ばななちゃん新刊を発売日に合わせて買って読むしあわせ、このワカメ産まれ?の主人公がこれだけ苦しくても幸せのアンテナをちゃんと張って生きているなら、あたしはもっと生きて行ける、そう思いながら読み進めます。花のベッドでひるねしているように生きなさいよ、そう言葉で言ってもらえるとちゃんと心に沁みます。残りの数十ページを、いちまいいちまい大切に読みます。


寒いので自転車通勤を断念してみたところ、行きも帰りも突きたての餅のようにムギューッと人間じゃなくて餅になって乗る地下鉄は、慣れてみると案外面白いと思いました。餅の中には、次の駅まで靴を脱いでいる女の人とか、意地でもスマホスペースを確保する人とか、イノシシのように突進してくる人とか、ポケミスの人とか、二日酔いで倒れかかって通勤している人とか、涙なしにはいられない状況が繰り広げられています。人の魂も餅みたいなものかも知れない。バリバリの社会人人生を過ごしているこの頃、抜けることはできるけれど残ることの大変さを、塩昆布を噛みしめるように味わっています。絶対に必要な感覚、来世のためにちゃんと味わって消化して。だって金曜日だもの!!!!!!