帰省、終了

monna88882016-06-30

「明日の朝は、9時半頃ここを出るね」と言うと父は「は〜?早かろうもん」と言って譲りません。交渉の末に10時15分出発にしました。空港までは地下鉄でも行けるけれど、母が車で送ってくれると言います。母は父を誘っているけれど、父は行かないと言っています。どっちでもいいんだけれど。


珍しく母が朝食を作ってくれました。「もずくと卵豆腐、どっちがいい?」とのこと。私もTPももずくを選んでいます。どちらもじゃなくて、どちらかというのが母らしいなと思います。母が「シャケ、美味しい?」と聞くので、うん、おいしいよと答えたところ、後からテーブルについて卵豆腐で朝ごはんを食べていた父と母は、シャケ、全然おいしくないな〜、あいつは美味しいって言いよった、あいつは信用ならん、などと話しています。聞こえるように。私だって特別美味しいと思ってはいなかったけれど、美味しくないとは言わなかっただけ。美味しくないもんは、美味しくないって言わな!などと笑われて、威圧されて、ハッ!そうだった、これが私の実家だった!そう思い至ります。

小雨の中、家の外まで出て見送ってくれる父に手を振って別れて、母の運転で福岡空港まで。空港に到着すると、お土産を買うのはあそこ、母が決めているから行ってみると大丸のポイントが付くお店です。福岡空港は第三ターミナルまで拡張されていて、何百メートルにもなりそうな横幅。私達が乗るLCCは第三ターミナル。第一ターミナルの駐車場に車を停めた母は歩いている途中で、戻るのが大変、あたしここで帰るわ、そう言ってあっと言う間のお別れをします。

めんたいこ、通りもん、めんべい、ざびえる、色々と買って飛行機に乗り込みます。受付のお姉さんたちが全員、ホークスのユニホームを着ているのに感激。


成田に到着して、LCCならではの陸上競技場のようなデザインの通路を通って、1000円のバスに乗って、東京駅へ。

東京駅の地下街で、北海道ラーメンを食べます。

地下鉄に乗って、古いアパートへ戻ります。大分と福岡に、今着きましたと電話をします。

やっと、家に帰ってきた。リュックを開けて荷物を全部出して、洗濯機を回して、ボーッとします。

ボーッとしながら、ただ帰省しただけなのに、大冒険をしたみたいな感覚。明日はTPも私もお仕事。いつまでもたった数日間、帰省したときの話しをあえて思い出すように、お喋りしながら、笑いながら、なかなか眠ることができません。