帰りの電車

たのしきわが家。図書館で借りた本を持って、出勤します。会議があると言うので、定休をずらして遠いところまで電車に乗って。田辺聖子の小説の人に対する描写がすき。うなるように読みます。

軽い氣持ちで参加した会議では人事関連の発表がありました。素直に受け入れていたつもりが、最後の質問コーナーでいつものあたしの悪いクセ、聞きたいことを全部聞かずにはいられない、うざ子が出て、帰りの電車の乗り換えでばったり一緒になった経理の女性にも暗い顔で病的に話しかけてしまいます。

家に帰ってTPに今日の顛末を話した後、ひとりで畳に転がってみると、あ、私、傷ついたんだとわかります。たとえ自分が関係していなくたっておつとめ先にとっては大きい人事のことをちゃんと事前に話してもらえなかったことが。傷つくというほどのことではない当たり前の人事なのに、傷ついた自分が情けなくなりながら、Kさんが前に言ってくれた、傷ついたって言葉、すごくいい言葉ね、大人になったらなかなか言えないもん、その声が私を慰めてくれます。そして録画しておいた大人氣ドラマ「逃げ◯」の7話を見て、8話を見て、また7話を見て、8話を見ました。話題になっているからとTPが録画した6話を最初に見たときには、変なストーリー!と鼻で笑うようだったのに、頭の中で熟成させてみると次の回も見たくなって録画しておいたものです。