タイトルだけ。

エヴリシング・フロウズ。津村記久子。図書館で借りた本を行きしなに読みます。あ〜!あたしは津村記久子を軽んじてたかも知れないもしそうだったら申し訳ない!そんな思い。凝縮された小説世界で、もうこのまま、おつとめさきの駅で降りずに終点まで行こうかな、そう思います。でも大人なので身体をひっぺがすように駅で降りて、がんばって、出勤しました。これまで、朝一番に職場の鍵を開けるのが常でしたが、今朝は早起きしたKさんがいて電氣が点いていました。ホッ。小説を読んでいたら電車を降りたくなくなったなどとおしゃべりすると、小説ってそうですよね、ノンフィクションだと章が分かれているけど。本当にそうだなーと納得して、無駄話を受け止めてもらったことにもホッとします。

やがて、おつとめさきにどんどん出勤してきて、そのうちにD君がしれーっとしたようでいて、思い詰めている風で、身の置き場がないような、それでも結局のところはさっぱりとした感じで出勤してきたのでジロリと睨んだフリをしてみると、目が合った瞬間に「腹パンチ」と言っています。笑っているような笑っていないような顔で。D君と予定を入れていたせっかくのランチは会議が長引いてリスケ。別の日を楽しみにして、これからもまた何度でも、どこかで会う機会があるだろうから、辞めることを伝えてもらえなかったことは、水に流しましょう。お互いに得手不得手があるのはお互いにわかっているだけじゃなく、私もこれまでどれだけ救われてきたか。

帰りしなも、やっぱり津村記久子ってあらためていいわ〜と思いながら長い距離を電車に乗って帰って、晩ごはんの豚とホウレンソウの鍋を食べた後で、まだ食欲があったので、RCからもらった「ミニサラダ」を食後のデザートにします。子どもの頃、ずーーっと当たり前のように食べていたけれど、東京では見かけたことがなかった、RCが見せてくれた瞬間に胸がキューンとなって、わーっとなって、どうして今までミニサラダのことを忘れていたんだろうと地団駄を踏む思い。


深夜ドラマを観ていたところ、あら?これ映画のタイトルやない?と興奮した曲、カンヌで何かしら受賞した名作がずらり、たまに悪魔のイタズラでたまたま受賞しただけの駄作もチラリ?映画のタイトルたちを歌詞にした歌をアマゾンでダウンロードしてみたところ、何と!発売前だったのかテレビバージョンの1番だけでぷっつりと切れていました。235円くらいを、ドブに捨てたような哀しみ。パッパパパッパは出張中!それでも頭を振って踊ります。

ぱっぱぱ、ぱっぱは出張中!ディディディディディディ〜♪オーイエー〜 パルムドール誰も知らないイエー!ピアニストの秘密と嘘!「パパは出張中」は最強の映画だし、「秘密と嘘」は最高の映画です。うっとり。