- 作者: 植本一子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: 単行本
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観光地通勤&D君とランチ。店主がバリバリの博多弁だというおいしいちゃんぽん屋さんを教えてくれました。店に入って出身の区を言うと、何中?とのこと。ひさしぶりに何中って聞かれた。艶っぽい店主と私は何と同い年、嬉しくなっておしゃべりも弾みます。
そんなことよりも!おいD、何で辞めるって教えてくれんやったと?と詰め寄りたい氣持ちで、何で言えないんだろうね、何でっスカね?などと他人事のように話します。話してみると、次にD君が行く会社は良さそうな会社で、六本木で、条件も良さそうで、雰囲氣も、何より元同僚がいるので、すっかり安心して。おこづかい制のはずのD君がおごってくれたので、驚いて目が丸くなりながら、じーんとするので下唇を噛んで我慢、我慢。
D君、お腹引っ込めて!とちゃんぽんの写真を撮ったりして。今日はいいお天氣です。
午後、Oさんとミーティング。会社のことや、くだらないこと、あれこれお喋りが弾んで、これからもがんばろうと思います。話すだけで、ひとは、これからもがんばろうと思える。会話だけが、唯一で最善の方法、それだけで空が高く思えるものなんだ、まざまざと思い知ります。これからもどんどん、周りの人とお喋りしたい。
夜、今日で最後のカワイコちゃんと、まだ退職まで時間があるD君の送別会がありました。今日中に送信しなければならないレポートがあるからと送別会に遅刻して、意外と手こずって、それでも遅くまで付き合ってくれた営業担当のH君に感謝しつつ何とか完成させると、Kちゃんがわざわざ迎えにきてくれました。何て可愛いんだろう。一緒にウキウキと送別会の居酒屋に向かいます。駆けつけ一杯、二杯、三杯、みんなのテンションに追いつこうとグイグイ飲んでいると、途中からお喋りが止まらず、職場の人たちが可愛くてたまらなくなって、ぐいぐいと前々職から一緒のM君D君と笑い合って、何だかふたりから持ち上げられたりして、あたしもお姉さんぶったりして、Kちゃんのことも同じ職場にいてくれることが嬉しくてたまらなくなって、笑って、お喋りして笑って、誰もが愛しさが止まらなくなって、最後はどういうわけかD君とM君がチューして終わりました。その動画をすかさず撮影する新人君たち。愛情はいつだって一瞬。その一瞬を、積み重ねて行くしかないのかも知れません。今日は豆まきせねばと1次会で帰ってみると、風邪ひいて熱出して毛布にくるまっているTPが、畳に寝転がっていました。楽しかったよ〜とお喋りしながら、豆を巻く氣分にはなれませんでした。