3人組

髪振り乱して自宅でお仕事。平日休みのTPは、おとなしくひとりで映画を観にでかけてくれました。お陰で集中できます。

夜、同僚のM君と元同僚のD君と、珍しく3人で飲もうと新橋駅へ。前の前の職場で一緒になってからもう10年になろうかと言うほどの付き合いになっているけれど3人で飲むことはほとんどありません。この滅多にないような日は特別なルートで向かいたいとバスに乗ってみました。

都心のお堀端は、桜が満開。いやになるほどの薄ピンク。時間通りに3人は集合して、ちょっと氣恥ずかしいような、浮かれたような氣持ち。D君とは久しぶりのはずなのに、昨日まで一緒に仕事をしていたかのようなしっくり感。でも嬉しい。D君が「この店で3人で飲みましたね」と言うけれど、私もM君も、この3人で飲んだことはないはずと言って、D君もそうだっけ?と言いながら歩きます。D君は新しい職場でとても充実している様子。M君は今の立場で色々考えることがある様子。お店に入って、それぞれの近況報告から始まって止まらないお喋り。どちらにしても、お互いに今抱えていることを正直に、まるで親戚のようにお喋りしまくります。明日からもがんばろ。私は、自分という会社員としてはヘッポコなところを、何度も向き合ってくれ、助けてくれ、助かると言ってもらってきたこの関係性、今までの何年間という時間、踏み込んで軽症を負ってやっとの今が嬉しくてなりません。犬なら尻尾を振っている。話せば話すほど、人っていいなと思えます。

今のそれぞれの職場で、もっと人と関わって、長い目で人生を見つめて、甘い飴を舐めるように毎日を過ごして行けますよう。明日もがんばろ、そう思うだけの、いい会、珍しい3人という組み合わせの、いい一日。帰り道、あっ、3人で飲んだこと1回だけあった、私がD君に誘われて、M君もいる今の職場に面接に来た日、3人で飲んだんだった!そうだった、あの店だったと思い出して、D君ごめん、そう思いました。