オーエーオエー

蚊がいる (角川文庫)

蚊がいる (角川文庫)

蚊がいる。穂村弘。昨日買った文庫を読みながら吹き出しながら、じーんとしながら、遠いところまで通勤してみると、みるみる具合が悪くなって、まだ来たばかりだというのに、早退させてもらって、帰りの急行電車が停まるたびにトイレに駆け込んでゲーゲー吐きながら、ただでさえ遠い通勤路を倍の時間をかけてようやく、いつもの古いアパートにたどり着きます。ベッドに寝転がってもなお、悪夢で「うわぁ〜〜〜ッ!」と叫んで起きて、また寝転がっても悪夢、トイレに駆け込んでゲー。あっという間に日が暮れています。仕事から帰ったTPはベッドで布団にくるまって死んでいる私を見ても、驚きもせずに、そんな予感がしとったなどと言っています。エスパー?来たばかりで早退するって、何だかとても情けなくて恥ずかしくて、同じ職場の人を心配させたことが申し訳なくて、笑ってしまって、とても沈んだ気持ちでした。こんな日もあるでしょう。あたしの身体が全力で拒絶し、回復しようとしている。オエー、オエー。