ガバッ

また父から電話!どうやら、私の勤務体系を把握していて、休みの日や仕事から帰った時間に電話をしてくるようです。父と娘はそれぞれ現在絶賛片付け中なので、父から相談された古い辞典や本の処分を、Amazonの買取を依頼して手伝ってやります。ダンボールが届いて、中身を入れて、翌日集配してもらうだけ。父、喜んでいる様子。


私からの会話は、とにかく子どもの頃からの写真がダンボール一杯になるほどあるので、それをどうするか。「何度かに分けて捨ててったらいいっちゃない?絶対に要らん写真があるやん?それだけ捨てて、しばらくして、また整理したら?少しずつ」いいアドバイスだ、ありがとうと言って電話を切ります。


今日もお片付けをして、晩ごはんを食べて、早めに布団に入ってグウグウ寝ていると、突然の不安感でガバッと目を覚まします。やっぱりあんなキラキラした職場、無理!ノリが違い過ぎるし、超高層ビルも、Facebookにアップされている新しい提携先のパーティーの様子も(カクテルドレスみたいなの着てる・・・!)、あたしには、あたしには無理かも知れない!


暗闇の中でしばらく考えて、友人からのメールを読んだり、横尾忠則特集の録画を見たりしているうちに、ま、どうでもいいや、しばらく超高層ビルのオフィスに通って、もし、あの化粧っ氣の無いオバハン何者?と陰口を叩かれても知らんぷりで、もし上手く行けばちょっと変わった人くらいの目立たない位置について、そもそも誰も私のことなんて氣にしないかも知れない、仕事だけコツコツやっていればいいんだ、そう思い直して、二度寝しました。ぐっすり。