- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんな本をキンドル君にダウンロードして読む末期症状、自分でも怖がりすぎだと自覚はあるけれどどうにも手のうちようが無くてうんと早く出勤してオフィスの休憩所でこっそりと読みます。要するに、私が仕事したくないから仕事が嫌になるような恐ろしいことを生み出している、とあります。そうかも知れない。震えるように、白々しい会話形式の本を、ひたすらに読みます。やっぱりそうなのかも知れない。きっとそうなんだ!
今日も不機嫌なひとは怖いけれど、まずはおはよう!とニッコリ挨拶してみました。恐ろしいことは私が生み出していることなんだと。しばらくすると、不機嫌なひとが私と上司の小池さんに、会議をセッティングしたいと言ってきます。どうやら、来月末で退職することが決まったので、人事の方から引継ぎ会議をするように言われたそう。
ドキドキの会議で不機嫌なひとは、このところ不機嫌な態度ですみませんと言います。どうやら上司に態度を注意されたらしく、それは本当に自分が悪いと思うんですけど、ただひとつだけ、どうせ辞めるからってって言われたのがすごく、すごくショックで、私だって居眠りしないように努力して、それでも眠くなってそれが辛くて自分に腹が立って、薬も飲んでるのに、それなのに、どうせ辞めるからってそう思われてたんだって思うとショックで・・・目に涙をいっぱいためて。私も思わずもらい泣き(・・・何で?)。私も「Xちゃんがやさぐれちゃって、どうしようかと思ってたよ〜」などと半泣きで言います。悪役にしてしまった上司には心の底で全力で「ごめんなさい!」と謝りながら。
ということで、その日の会議の結論は、引継ぎは協力してやりましょう、退職日までは、私と小池さんで協力して、居眠り不機嫌さんを起こすようにしましょうという結論になりました。変な結論でしょうが、私たちのチームにとっては最上の結論。みんなで、アハハッと笑ったりして。
おつとめさきに登場したオフィスグリコのグレードアップバージョンすら、みんなでキャッキャと、こんなのがある!などとはしゃいで。
本当にアドラーさんが言うように、私が何かをごまかすために嫌な現実を作り出しているのかも知れません。本当に不機嫌なのは、わたしだったのかも知れません。
- 作者: 小泉今日子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/12/06
- メディア: 文庫
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