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朝、TPを送って駅まで歩く道、もうすぐ門ママの誕生日なのでプレゼントを買いに行くことを思い出します。あのひとは、何でも過剰に持っているタイプ、何を送れば良いのやら。

ひとまず、近所の散髪屋へ行きます。もう収拾つかない!店に入ると、韓国人の美容師さんが歯磨きをしていました。すみません、おまたせしました、お客さんちょうどいいタイミングでした、これから夕方5時までずっと予約でいっぱい、今お昼ごはん食べてたんですね、とのこと。うれしい。襟足をサッパリとカットしてもらって足取りも軽やかに。

野生のベリージャム

野生のベリージャム

野生のベリージャム。母への誕生日プレゼント、何にしようと悩んでいたらついつい本屋に寄っちゃった、そして手に取った本の最初の方を読んでいると、絶対に買おうと思い、著者名をみると小島聖とあります。全然ピンと来ず、何ページかパラパラとめくって、写真を見て、あれ?となって、あー、小島聖かっ!とあらためて驚きます。ほぼ冒険家?というような山登り、極限までシンプルなレシピの数々、そして秘密主義者のように余分な情報を与えない短い文章、はーっとため息をつきながら、本屋からの帰り道、歩きながら読みます。母の誕生日プレゼントを買いに来たんだったとあわててデパートをめぐって、手作りのメガネチェーンを選びました。まだ週1で介護の仕事をして働いている母に、仕事終わりの報告書を書くときなどに使うだろう老眼鏡につけて、便利に使ってくれたらいいな、の思いを込めて。


日が暮れるまで小島聖本を読んで、それまで文章が抱えていた世界観の終わりが、そう来たかというラストだったので放り出されます。例えば映画で、プロポーズやら結婚式、転職や誰かから救われたシーンががラストになることに拒絶があるんだろうか?そこからが始まりなのに、いつもそう思うのです。続きを読みたい!


本に影響されて、晩ごはんはレンズ豆のカレーです。カレー粉をちゃんと炒めた方がおいしかったでしょう、次はちゃんと炒めよう。