ひと、ひと、ひと。

普段は在宅勤務していた隣席のKさんが、私がてんてこ舞いなのを知って出勤してくれます。心強くて涙が出ちゃう。そしてまさかの、今日が最終出社日だとわかって、新人さんにも「明日じゃなかった、ごめんなさい、今日が最終出社日やった」と謝りますが「はい、昨日別の方から聞いていたので大丈夫です」とのこと。ほっ、ポンコツでごめんね!

 

それはさておき、なぜこの最終日に「今日中に」「大至急」「今すぐ」「絶対に年内に」のしごとが降って湧くように次から次へと出てくるのでしょう?朝から握り飯ひとつで働きに働き続けてそれでもなお終わらずに、まだ入ったばかりの新人さんに「本当にごめん、残業お願いしてもいい?遠慮なく言って、無理でも全然だいじょうぶ」と言うと「30分くらいなら」とのこと。ありがとう〜!と大感謝で、ふたりで「今日中に」のしごとを進めます。これまでの10数年の事務員人生のスキルを総動員して、何とか今日中のしごとを終えます。結果として、30分なら残業できると言ってくれた新人さんは「最後までやり終えたいです」と1時間も残業してくれました。背中で次々と聞こえる「良いお年を〜」の声、声。それでも、本当は16時まで勤務の私が珍しく遅くまで残業しているものだから、ねぎらいの言葉をかけてくれるひと、ひと。そして、一度解体されたチームを、また私を中心に正式に再編成しても良いかと打診してくれるひと、ひと。もちろんです、と答えます。「ただし、解体したのはS長なんで」と言うと「S長がしごとするわけじゃないんだから、あなたがやりやすいような体制にした方が良い」とか言ってもらえたので、うっっと感動します。そして、今のところたったひとりの部下の隣席のKさんの昇格願いを提出して「Kさんは営業サイドからも良い評判をたくさん聞いているので承認されると思う」という新上司(じゃんじゃん体制が変わるから10人目くらいの上司)の太鼓判ももらって、パソコンを閉じて帰ります。

 

家に帰ったのは夜10時。TPは残りご飯で不思議なチャーハンを作って食べていました。遅くなってごめんね、ズタボロにくたびれ果てて飲むビールのおいしいこと。いま私、しごとに熱中している。全裸監督、少しずつ面白くなってきました。