弟がいます

朝起きてパソコンを開くと母からメールが届いていました。

「貴女のメールを嬉しくて、◯◯(弟)に転送したいのですが、上手くいきません😢◯◯も会社に色々頼んでくれました😁2人共良い子供たちです嬉しいですね👍️」

 

良い子どもたちだって。弟に、メールの概要を転送してみると、弟も、病院に直接連絡していたことを知ります。そういえば弟は医療関連の器具の会社勤めだった。膀胱全摘の後のケアについて。

 

続けて、弟も悪夢を見るとのこと、父親からボコボコにされて殺そうかとかそういう夢、私も悪夢を見ると返信。とにかく本人が諦めているのでね!と連絡し合います。そうだ、私には弟がいるんだ。恵まれてるわ。救われた。

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そんな、時代も、あったよね。いつか、笑って、話せるわ。ただひとつ、父は私たちを骨折させたり、アザを作ったりしなかった、表面パチンとか、骨折しない程度のボコッとか、その影響で私も弟も何度殴り合ったかわからないけれど、それはそれで亀田家的に消化できています。父がこっそり愛人に、公衆電話で電話しに行くのをスパイのように後を追って、ふたりでやっぱり電話した!と盛り上がった昭和の子どもたち。

 

弟と、あれこれメールして、ようやく心に大きく空いていた穴が、小さくなります。弟がいて良かった。

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晩ごはんは、山芋の揚げ焼きと、キクラゲ佃煮、ヤリイカの煮物です。

夜、仕事から帰ったTPが、何か映画を観たいと言うので、TPが録画していた「この世界の片隅に」を観ます。これは、どういうわけか、特別で、奇跡で、ものすごい作品で、別格の何かがあるので、またしてもギャン泣きします。コロナとかそういうものとも連鎖しているし。観終わってからもTPと、ため息を何度もついては、やっぱり、すごいねとお喋りします。