東九フェリー

朝、持参の目覚まし時計を6時半にかけます。その前に目が覚めて、起きます。荷造りを済ませて、7時からの朝食会場へ。パンが沢山あって、選び放題、ドリンク飲み放題です。ひとり一泊、3000円くらいなら、大々大満足です。

江ノ電に乗って、

海を眺めて、

長谷寺へ。長谷寺は有名なのでてっきり来たことがあると思っていたら、来たことが無いようなお寺でした。

池好きのTPが「あっ、金魚!鯉やない!」とか言っています。

お供えの花を無心で食べる鳥。あなたは誰?画像検索してみたら、ヒヨドリでした。たぬきっぽくて、くちばしは短い鳥、それはヒヨドリ。今度見つけたら「あ、ヒヨドリ!」と声をかけたい。

長谷寺では、木造の観音様がいらっしゃいました。とても荘厳で。朝の御経も最高で。鎌倉駅へ。

一服しようかと思っていたら、鎌倉駅周辺の喫煙スポットは皆無!JRに乗って北鎌倉駅へ。

えっ!?マジで?私、TPと円覚寺に来たことあるって思い込んどった。北鎌倉駅円覚寺は、RCとは来たはず、もう今回で4回めくらいでうんざり感があったのに。とにかく人が多かったっけな。TPと初めて来ることができてヨカッタです。

明月院。雨も降っているし、花も咲いていないので、TPスケジュールに沿って、建長寺とやらへいきましょう。TPが「ブラタモリのお寺よ」と教えてくれます。

入場料500円。「ブラタモリ見て、来ました!」と言うと、受付の方、ニコッと笑って「ありがとうございます」とか言ってくださいます。

ブッダガリガリ時代。

あ、確かにブラタモリに出ていたお庭!

あ、そういえばブラタモリで!

そんなことよりも、建長寺=けんちん汁発祥のお寺とのことで、お隣の食堂でけんちん汁の付いたランチを注文します。「お食事が届くまで、どうぞお庭をお楽しみください」ひっ

ぜいたく。今度、北鎌倉に来る機会があったら、RCとこのお店来よう。もっとシンプルなけんちん汁定食を食べて、散歩しよう、などと思います。

どうしてでしょう?こないだまではあんなに異常気象のポカポカ陽気だったのに、今日は底冷えのする雨で、ブルブル陽気です。TPいわく女性たちの駆け込み寺へ。お庭の感じがとっても素敵。撮影禁止でした。

北鎌倉駅でたっぷり冷えたので、たっぷりと相談して、

何度か前を通って、いつか来てみようかと言っていた、上野駅の銭湯兼、宿泊施設へ。どういうわけか、薄ら寒い。でも、3時間たっぷり、風呂に入って温まって、共有スペースで昼寝して。

いけね!もう5時!本来の目的は「午後7時発、東京港発、徳島行きフェリー」に乗ること。上野から山手線で、新橋駅。ゆりかもめで、東京ビッグサイト駅。

精進料理しか食べていないからでしょうか。TPも私も腹が減って腹が減って。ゼッペリアという絶対にロッテリアでしょう?という店で、ハンバーガーを食べます。本来の目的、徳島行きフェリーの出港まであと40分。タクシーに乗って港へ向かいます。

タクシーの運転手さんは好奇心旺盛な方。「あの港、普通は車で行きますよね?車なしでも乗れるんですか?」「徳島まで何時間?16時間?早いなー。大阪までも12時間くらいかかるでしょう」「ちなみに料金は?1万3千円?それは安い。タクシーなら30万円、いや、もっとでしょう。行けないですけどね、えへへ」とにかく東京ビッグサイト駅から乗ったタクシーは、1000円ちょうどで東京港へ到着しました。無人の券売機に、予約番号を入力して、乗船券を発行して。

無音の待合所で、乗船を待って。

アナウンスが放送されて、ポツポツと待っていたひとたちが乗船します。

わあ。もう20年ぶりくらい!?徳島行きフェリーは、自動販売機が充実していました。

雑魚寝部屋かと思っていたら、リニューアルされていて二段ベッド部屋でした。船内をまずは探検します。

出港したと思ったら、アナウンスで「間もなく、東京ベイブリッジを通過します。どうぞ皆さま、展望台へ」上がったら、そこに都会の景色が。

最高すぎるんですけど。(オリジナルTシャツを購入、2500円)

夜中にお腹が空いても安心の、充実した自動販売機コーナー。

お手洗いも清潔で。

半個室の二段ベッドは、すでに我が家のよう。(風呂にも入って、手ぬぐい干して)

ロビーの窓から、太平洋を眺めながら、荷物を整理したり、手帳を書いたりします。

ビールも飲んじゃいます。

ベッドに、シーツを敷いて、枕カバーをはめて。今日はここで眠るのか。

乗船券を、手帳に貼ってみます。

TPが何やら書き始めています。隣の席で、私は荷物整理をします。まずは風呂グッズ!最強メンバーがついに揃いました。歯ブラシ、歯磨き粉、歯ブラシ用コップは化粧水の蓋で代用しています、シャンプーとリンスは道後温泉で買った使い捨ての昭和世代のやつ、化粧水はグリセリンを水道水で溶いただけのもの、美容オイルはTPが使い終わった目薬の容器に詰めて、石鹸と、ヘアブラシ。

太平洋側の席で、ゆったり。

持参の日本地図(ミウラ折り)を広げて、うっとりします。

鎌倉の寺で買った、インドの女性を支援するグッズを出してみてうっとり。

まだフェリーは、東京湾をようやく出たところ。大浴場にゆっくりと浸かって、ビールを飲んで、荷物を整理して。

窓から太平洋を眺めて。私が買ったばかりの東九フェリーTシャツを着ているのを見たTPは吹き出して笑って「はずかし・・・」とか言っていますが、私はフェリーがとにかく大好きだから。閑散期でお客さんは少ないけれど、船員さんたちはとにかくフレンドリーで親切で、どんな質問にも温かく答えてくれます。いいちこの2リットル紙パックを持ち込んでいる家族が「どうして船の上ではワイファイがつながらないの?」という質問にも「沿岸の基地から飛んでいるワイファイをキャッチしているんだけど、移動するから」などと。TPはロビーのカウンターの端っこの席で、何やら書き物をしています。私はもう一度風呂に入って、手ぬぐいを手すりに干して、ベッドに寝転びます。タンタンタンタン。エンジンの音がゆりかごのように。ユラユラユラ、波の揺れが心地よく。ゆるんで行く脳みそ、残りカスのような嫌な夢が、連続して現れては消え、現れては消えて行きます。TP誕生日旅行IN徳島。一昨日の夜出発して、まだ徳島に到着していません。