嘘みたい

今回の旅行は、ほとんどが雨降りです。

傘を差して、徳島駅に向かいます。朝ロッテリア。私とTPが開店直後、最初のお客なのに、すでにワンオペが破綻しているので、手伝おうかどうしようか迷いに迷って手伝わずにおきます。勇気がないんだ、私は。

さよなら、徳島。和歌山港行きフェリー乗り場までバスに乗って、

ありがとう、徳島。和歌山港行きフェリー乗り場で乗船券+大阪までの乗車券付きチケットを買って、フェリーに乗り込みます。

和歌山港行きのフェリーには、高齢者2割、若者5割。

えっ?九州には宇和島フェリー?今度大分に帰省するときには、フェリーで帰ろうか?

四国から和歌山県まで。(和歌山?つい先日行ったばかりの感覚)

甲板から、吉野川に分かれを告げます。ありがとう。どうして実感がわかないんだろう、徳島までちゃんと来ていると言うのに。

さよなら、徳島県。また来ます。

約2時間の旅。雑魚寝部屋に寝転びます。雑魚寝ゾーンは6つとか8つとかあったかと思いますが、小さいお子さん連れの家族は、気を使ってでしょうか?同じゾーンに集まりがち。若者グループは、雑魚寝部屋じゃなくテーブル席に座っています。私とTPが選んだゾーンは、おじさん多め。落ち着くわっ!

あっ!と言う間に、和歌山県へ。

港の目の前の、木造の駅舎からJRに乗って、大阪へ。

大阪のサイネージ広告半端ねえ。駅まるごとサイネージです。

TPが数年?いえ十数年?でどうしてもリベンジしたいと言っていた場所へ。

私は腹が減ってたまらない。到着した駅で、たこ焼きを買って食べます。(8個じゃ、全然足りない)

太郎さん。

来ましたよ。

初めて体内に侵入しますよ。

さすがっすね。

階段を上がるごとに、生命の神秘を身体まるごとで体感できる仕組みになっているだなんて。

TPは何度も何度も太陽の塔を振り返り、振り返りしては、名残惜しそうにしています。

そして、新大阪駅へ。もう、ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできないほどの人、人、人。そして、何店舗もある551に並ぶ長蛇の列、列、列!

たこ焼き8個じゃ足りないので、駅ナカのコンビニでサンドイッチとおむすびを買って、いよいよ、新幹線に乗り込みます。新幹線。数年前までは、財閥出身とかIT企業の社長とかじゃないと乗っちゃ行けないような乗り物だと思っていた贅沢な移動方法。ここ数年は、TPが黒めの勤務体系で長期休暇が取れないので使い始めた乗り物。さすがに快適で、乗った瞬間に爆睡、ストレスなく、あっと言う間にいつもの古いアパートまで戻ります。楽しみにしていた徳島旅行がついに終わります。さみしいけれど、まずは返ったら551の肉まんの通販サイトを検索しよう、などと考えています。ついに日本列島48都道府県、TP調べでは残すところ、あとひとつだけ、秋田県が最後の、ふたりで行ったことの無い県だそう。嘘みたいです。あ、でもTPルールは謎で、九州はお互いにそれぞれ全県行っているので除外しているらしい。「いつか、ゆっくり九州めぐりをしよう」とか言っちゃってます。