頂き物

monna88882008-11-03

高校の同級生から、手作りの文庫カバーが届きました。宝物にします。TPママが、お財布を送ってくれました。ちょうど2年前に頂いた金色の長財布がクタビレていたので、早速入れ替え。家族からはビール。友人からはメールももらって・・・お祝いしてもらう年でもないと卑屈になるのはやめて、一年に一回は恥ずかしながら、楽しい氣分を満喫しましょう。誕生日が恥ずかしいって、自分の本質で改善すべきところだと氣付かされました。


ところでTPママは、プレゼントの他に息子へ手作りコロッケや、色々な食材を送ってくれました。TPは、ちっとも嬉しくないような顔で、普段は喜ばない切干し大根の煮物も、ペロリと食べて・・・母の味って、永遠なんだな。永遠って、すごいことなんだな。コロッケは涙が出そうなほど、美味しかった。


豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

旅のお供に選んだのは、三島作品です。三島さんを最後まで読むのは初めて。読み始めてすぐに、ああ、日常に欠けていたものを埋めてくれている、ありがとうとつぶやきました。まず、小さな悪意、倦怠感、諦念。そこから一氣に初めての生命力。窮地に追い込まれることでしか、生きる実感を味わえない青年の若さを笑いながら、切なくなる。何より!この頃の小説の数百倍もある豊富な語彙!!!この一冊で目が覚めるように、脳みそに日本語を沢山入れたいと思いました。